ロバート・レッドフォード俳優引退作、2019年夏公開決定
映画『明日に向って撃て!』(1969)、『スティング』(1973)など数々の名作で知られる俳優ロバート・レッドフォード(82)が、俳優業からの引退を表明している主演最新作『ジ・オールド・マン・アンド・ザ・ガン(原題) 』が2019年の夏に日本公開されることが決定した。
【画像】イケメンすぎる…若かりし日のロバート・レッドフォード
本作でレッドフォードが演じたのは、1980年代初頭から、アメリカ各地で強盗を繰り返した実在の強盗犯フォレスト・タッカー。本作では、伝説の犯罪者でありながら、暴力をふるわず、礼儀正しく紳士的な態度で知られたタッカーの姿を、彼を追う若き刑事ジョン・ハント(ケイシー・アフレック)との攻防を通して描く。
本作についてレッドフォードは「脚本を読んだ時に、あまりに面白く、まるで夕日に向かって消えていくガンマンのイメージだと思い、これなら最後の作品にふさわしいと思った」とインタビューで語っている。その演技には高い評価が集まっており、数々のインディペンデント系映画賞にノミネート。そして、現地時間6日に発表されたアカデミー賞前哨戦となる第76回ゴールデン・グローブ賞でも、男優賞(コメディー/ミュージカル)の候補入りを果たした。
引退についてレッドフォードは「絶対なんてことはない」と Entertainment Weekly で語っているが、約60年にわたる俳優生活におけるひとまずの最終地点として、注目の一本になることは間違いないだろう。ロバートも出演した『ピートと秘密の友達』(2016)を手掛け、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(2017)でケイシーとタッグを組んだデヴィッド・ロウリー監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)
映画『ジ・オールド・マン・アンド・ザ・ガン(原題) 』は2019年夏TOHOシネマズシャンテほか全国公開