『ファンタビ』ニュート&ティナの関係で伝えたいこと!キャサリン・ウォーターストンが語る
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で主人公ニュート(エディ・レッドメイン)と惹かれ合う魔法使いのティナを演じたキャサリン・ウォーターストンが来日時にインタビューに応じ、不器用な二人の関係を演じる上で何を伝えたかったのかを明かした。
好き合っているのに、顔を合わせると素直になれないニュートとティナについて、監督のデヴィッド・イェーツは「イギリス的な関係」だと表現していた。キャサリンは「イギリスの人たちが『あれはとてもイギリス的』と言うのはよくわかる(笑)。でもアメリカ人も共感できるのよ。自分の想いをそのまま相手に伝えられないという点にね。日本人もそうじゃない? 情熱的なイタリア人は別かもしれないけど(笑)。本当の自分を見せること、本当に自分が感じていることを口にするのは、難しいことだから」と語る。
エディと共に不器用な二人を演じるのはとても楽しかったが、それだけではなく、「彼らと同じように感じているシャイな人々、自分の想いを表現することにナーバスになっている人々に、“大変だけど、そうする価値はある”と二人の関係で示すのは重要だと思った」というキャサリン。「わたしは、本当はほとんどの人は、他人に想いを伝えるのを恐れていると思う。他の人は簡単にやっているように見えたとしても、それは彼らがそういう振りをしなくちゃって思って、恐怖心を隠しているからなのよ」と優しくメッセージを送った。
またキャサリンは、観客を魅了するスクリーン上でのエディとの相性の良さについて「例えばパーティーとかで、一緒だとすごく居心地がいい人にたまたま出会ったりする。その感じをわたしたちは共有していたの」と二人の間のケミストリーは自然と生まれたと明かす。「彼はとても親切で、一生懸命仕事をする。そして賢い。わたしは根を詰めて仕事をするし、細かな点もしつこくしてしまう。彼もそうなの(笑)。だから一方が『昨夜このシーンについてずーっと考えていた。撮影前に話し合える?』と言ってきても、お互いイライラしたりしない(笑)。その関係がとてもいい風に働いたと思う。わたしたちは同じスタイルで仕事をしているから」と振り返っていた。(編集部・市川遥)
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は公開中