『レナードの朝』『ビッグ』ペニー・マーシャル監督が死去
映画『ビッグ』『レナードの朝』『プリティ・リーグ』などを手掛けたペニー・マーシャル監督が現地時間17日、糖尿病に伴う合併症のためハリウッド・ヒルズの自宅で亡くなった。75歳。TMZ.comや The Hollywood Reporter などが報じた。
マーシャル監督は1943年、ニューヨークのブロンクス生まれ。ニューメキシコ大学時代に結婚して、娘をもうけるが離婚。その間、さまざまな仕事に携わりながら子育てをして、1967年に『プリティ・ウーマン』などでおなじみの兄ゲイリー・マーシャル監督が住むロサンゼルスに移り、彼のサポートを受けて女優として活動を始め、1971年に『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督と結婚した(1981年に離婚)。
そして、テレビシリーズ「ラバーン&シャーリー」(1976~1983)で主役を務めると一躍お茶の間の顔に。1986年には『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』で長編映画監督としてデビューをし、1988年の『ビッグ』、1990年の『レナードの朝』で高く評価されて一流監督の仲間入りを果たし、女性監督として数々の功績を残した。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)