全回満席で拡大公開ヘ!青年同士の恋を描く話題作『ゴッズ・オウン・カントリー』
日本での配給会社が決まらず、個人で5回の劇場上映権を買い付けたところ、全回満席・立ち見が出る大盛況ぶりを見せたイギリス映画『ゴッズ・オウン・カントリー』。この大反響を受け、ファインフィルムズの配給で、2月2日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋、センチュリーシネマほかで全国公開される。
本作は、祖母や父に代わってヨークシャーにある牧場を管理している青年ジョニーと、季節労働者として雇われた青年ゲオルゲの恋を描くラブストーリー。日々の孤独を酒と行きずりの不毛な関係で紛らわせていたジョニーは、ゲオルゲの優しさに触れるうちに今まで感じたことのない感情に突き動かされていく。
ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭でも上映されるなど、世界の映画祭を席巻した本作。母国の英国インディペンデント映画賞では作品賞受賞、映画批評サイト Rotten Tomatoes でも97%(2018年12月28日時点)の高評価を受けている。
日本では「レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」で上映されるも、長らく配給会社が決まらないままになっていた。そんななか、劇場での5回の上映権を買い付けた個人による上映が12月2日からシネマート新宿でスタートすると、5回全て満席、立ち見が出る大盛況。チケット販売時にはアクセス集中のあまりサーバーがダウンするほどの注目を浴びていた。再上映を望む声が高まるなか決定したこのたびの全国公開。口コミで評判が広がっている作品とあり、『カメラを止めるな!』や『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』に続くヒットに期待が高まる。(編集部・吉田唯)