門脇麦&成田凌『チワワちゃん』27歳の新鋭監督の演出秘話明かす
門脇麦と成田凌が14日、品川プリンスホテルのクラブeXで行われた映画『チワワちゃん』(1月18日公開)公開直前パーティーに出席し、二宮健監督の演技指導の裏側を明かした。この日は共演者の寛 一 郎、吉田志織も来場した。俳優の村上虹郎も登壇予定だったが、体調不良のため欠席となった。
門脇麦&成田凌がべた褒め!21歳新人・吉田志織の笑顔!『チワワちゃん』
岡崎京子による同名コミックが原作の本作は、ある若者グループのマスコット的存在だった“チワワちゃん”が東京湾でバラバラ遺体となって発見されることをきっかけに、仲間たちそれぞれがチワワちゃんに抱く思いを描き出す。この日のイベントでは、主題歌「僕らの時代」を手がけたバンド・Have a Nice Day! の生ライブを実施した。
本作のメガホンを取ったのは、現在27歳の新鋭・二宮監督。劇中、主人公たちが3日間で600万円を使い果たすほどのパーティーをするエピソードが登場するが、その撮影現場について門脇が「基本的に踊るシーンとかは音楽がかかっているので、監督が拡声器を持っていて。『みんな一緒に踊る!』とか『はい、チューする!』とか『ハグする!』とか言うんです」と暴露。成田も「現場に行かないと監督が何を言ってくるか分からないので、日々恐怖でした。キスシーンも『はい、チューする!』みたいに急に言ってきて。『それは緊張するよ』と言いたくなるくらいにラフに言うのでイライラしました(笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。
キャスト陣からの言葉を受けた二宮監督は「成田くんと吉田さんは、この現場中にいっぱいチューすることは目に見えていたので、初日の最初のチューのシーンで、『ちょっと試しにチューしてみようか』とか言っていたんです。でもそのときに、僕が成田くんのスタンドイン(俳優の代役)をやって。(チューの)直前までいったので、僕も緊張しました」と語ると、門脇が「それは見たかったね」と一言。それに対して成田は「そんなにいいもんじゃないよ。クランクアップしてから、(吉田に)会うと完全に敬語になっていて。すごい距離を感じるんです。あんなにいっぱいチューをさせるから、逆に距離ができちゃいました」と嘆いた。
吉田はオーディションで選ばれた新鋭。そんな吉田のことを「マンガの表紙のチワワに見える瞬間があった」と成田が振り返ると、門脇も「一番キラキラしていた。現場を重ねるごとに、そう見える瞬間があって。こんなにも変わるんだなと思いました」と同意。2人の言葉に吉田は「うれしいです」と笑顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)