吉永小百合&天海祐希、日本版『最高の人生の見つけ方』で18年ぶり共演
女優・吉永小百合が主演を務める映画『最高の人生の見つけ方』が、今秋に全国公開されることが明らかになった。原案は名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演を務めた同名映画。日本版では主人公が女性となり、吉永とは2001年の『千年の恋 ひかる源氏物語』以来18年ぶり2度目の共演となる天海祐希がキャストに名を連ねる。
原案となった『最高の人生の見つけ方』(2007)は、ともに余命6か月の自動車整備工と豪腕実業家が、棺おけに入る前にやっておきたいことを「棺おけリスト」に書き出し、生涯最後の冒険旅行に出るヒューマンドラマ。日本でも興行収入13.5億円突破を記録したスマッシュヒット作だ。
日本版では、吉永が人生のほとんどを家庭に捧げてきた真面目な主婦・北原幸枝役に。余命宣告を受けて初めて人生の虚しさに気付いた幸枝が病院で出会ったのは、同じく余命宣告を受けた大金持ちの社長・マ子(天海)。全く違う価値観を持つ二人が、同じ病院に入院する12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を偶然手にし、その内容を実行していくうちに今まで気付かなかった楽しさや幸せに出会う姿を描く。
121本目の映画出演作となる吉永は、「大好きな天海さんと一緒に、思いっ切りスクリーンの中で飛び跳ねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい」と気合い十分。「世界中の方達にこの映画を観ていただけたら、どんなに幸せでしょう」と海外での上映にも夢を膨らませている。
メガホンを取るのは、『のぼうの城』などの犬童一心監督。撮影は1月5日にクランクイン済みで、2月末にクランクアップの予定。ワーナー・ブラザース映画の配給で、今年秋に公開される。出演者、監督のコメントは次の通り。(編集部・吉田唯)
<コメント全文>
■吉永小百合(北原幸枝役)
「カサブランカ」「インビクタス」など、深く心に残る映画を制作してきたワーナー・ブラザースの作品に初めて出演しています。
大好きな天海さんと一緒に、思いっ切りスクリーンの中で飛び跳ねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい。
撮影現場で、胸が躍る毎日です。
世界中の方達にこの映画を観ていただけたら、どんなに幸せでしょう。
■天海祐希(剛田マ子役)
吉永さんとは「千年の恋 ひかる源氏物語」でご一緒させて頂いた以来の共演です。
実は当時、次回作は二人でロードムービーをやりたいですね。と話していたんです。
それが叶い、しかも素晴らしい作品でご一緒できること大変光栄なことだと思っております。
犬童監督に身を委ね、吉永さんを追いかけ、日々演じておりますが、夢のような現場です!
この映画は、残された人生を精一杯生きる。二人の女性を通してどんな世代の方にも共感して頂ける作品です。
きっと泣いたり笑ったり幸せな気持ちになって頂けると思います。
■犬童一心監督
幸せと、上手く生きられなかったという思いは、いつだって隣り合わせではないのか?
いや、後悔ばかりが胸に膨らんで来る。
死を前に、そんな思いにかられた、普通の主婦と大成功の実業家。まるっきり違う生き方をしてきた二人の女性が旅に出ます。
自分の人生にまるごと「YES」と言うために。
日本映画界のレジェンド、吉永小百合、演劇界の至宝、天海祐希。
かつてない名コンビに助けられ、目指すは、楽しくワクワク、そして、グッとくるヒューマンエンターテイメント。是非、ご期待ください!