最低映画を決めるラジー賞ノミネート発表!ジョニー・デップが4年連続候補入り
昨年アメリカで公開された最低映画を選出する、第39回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)のノミネート作品が、現地時間21日に発表された。
【動画】第39回ゴールデンラズベリー賞ノミネート発表(英語)
ラジー賞は米国内外における、1,047名のゴールデンラズベリー財団メンバーのオンライン投票によって選ばれる最低映画賞。今年はジョン・トラヴォルタ主演の『ギャング・イン・ニューヨーク』をはじめ、3作品が最多6ノミネートを分け合って拮抗する結果となった。
俳優部門では、ジョニー・デップがアニメ『名探偵シャーロック・ノームズ』の声の演技だけで4年連続ノミネート。2014年のノミネート以来、5回目の候補入りとなった。トラヴォルタは妻で女優のケリー・プレストンと共に最低男優・助演女優賞に候補入りしている。
またドナルド・トランプ米大統領が、ドキュメンタリー映画『デス・オブ・ア・ネーション(原題) / Death of a Nation』『華氏119』で最低男優賞にノミネート。そのほかの結果からも、トランプ政権への皮肉も見てとれるリストとなっている。
第39回ラジー賞の結果は、例年通り本家アカデミー賞授賞式の前日となる現地時間2月23日に発表される。(編集部・入倉功一)
第39回ゴールデンラズベリー賞ノミネートは以下のとおり。
■最低映画賞
『ギャング・イン・ニューヨーク』
『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』
『ホームズ&ワトソン(原題) / Holmes and Watson』
『ロビン・フッド(原題) / Robin Hood』
『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
■最低男優賞
ジョニー・デップ『名探偵シャーロック・ノームズ』(声の出演・日本未公開)
ウィル・フェレル『ホームズ&ワトソン(原題)』
ジョン・トラヴォルタ『ギャング・イン・ニューヨーク』
ドナルド・トランプ『デス・オブ・ア・ネーション(原題)』『華氏119』
ブルース・ウィリス『デス・ウィッシュ』
■最低女優賞
ジェニファー・ガーナー『ペパーミント(原題) / Peppermint』
アンバー・ハード『ロンドン・フィールズ(原題)/ London Fields』
メリッサ・マッカーシー『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』『ライフ・オブ・ザ・パーティー』(日本未公開)
ヘレン・ミレン『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
アマンダ・セイフライド『ジュディーを探して』(日本未公開)
■最低助演男優賞
ジェイミー・フォックス『ロビン・フッド(原題)』
リュダクリス『ショウ・ドッグス(原題) / Show Dogs』(声の出演)
ジョエル・マクヘイル『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』
ジョン・C・ライリー『ホームズ&ワトソン(原題)』
ジャスティス・スミス『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
■最低助演女優賞
ケリーアン・コンウェイ米大統領顧問『華氏119』
マーシャ・ゲイ・ハーデン『フィフティ・シェイズ・フリード』
ケリー・プレストン『ギャング・イン・ニューヨーク』
ジャズ・シンクレア『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』(日本未公開)
メラニア・トランプ米大統領夫人『華氏119』
■最低スクリーンコンボ賞
『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』
全ての俳優やパペット同士(特に身の毛のよだつラブシーンの数々)
『名探偵シャーロック・ノームズ』
ジョニー・デップと急降下中の映画キャリア
『ホームズ&ワトソン(原題)』
ウィル・フェレル&ジョン・C・ライリー(文学史上最も愛された二大キャラクターをゴミクズにした)
『ギャング・イン・ニューヨーク』
ケリー・プレストン&ジョン・トラヴォルタ(2人が以前共演した『バトルフィールド・アース』級の批評を獲得中!)
『デス・オブ・ア・ネーション(原題)』&『華氏119』
ドナルド・トランプと彼の際限なしの卑小さ
■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
『デス・オブ・ア・ネーション(原題)』(『ヒラリーのアメリカ、民主党の秘密の歴史』のリメイクとして)
『デス・ウィッシュ』
『ホームズ&ワトソン(原題)』
『MEG ザ・モンスター』(『JAWS/ジョーズ』のパクリ)
『ロビン・フッド(原題)』
■最低監督賞
イータン・コーエン監督『ホームズ&ワトソン(原題)』
ケヴィン・コナリー監督『ギャング・イン・ニューヨーク』
ジェームズ・フォーリー監督『フィフティ・シェイズ・フリード』
ブライアン・ヘンソン監督『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』
マイケル・スピエリッグ&ピーター・スピエリッグ監督『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
■最低脚本賞
『デス・オブ・ア・ネーション(原題)』ディネシュ・ドゥスーザ&ブルース・スクーリー
『フィフティ・シェイズ・フリード』ナイオール・レナード、E・L・ジェイムズ原作
『ギャング・イン・ニューヨーク』レオ・ロッシ&レム・ドブス
『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』トッド・バーガー
『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』トム・ヴォーン&スピエリッグ兄弟
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