『雪の華』など注目作7選!
今週公開の映画
名作『メリー・ポピンズ』のおよそ半世紀ぶりの続編や、野村萬斎、香川照之ら芸達者な役者陣が揃った企業犯罪エンターテインメント、名曲にインスパイアされた切ないラブストーリーなど、今週公開の注目映画を紹介する。(編集部・大内啓輔)
カンヌ映画祭で絶賛!村上春樹の短編を大胆に翻案
『バーニング 劇場版』2月1日公開
村上春樹の短編小説を大胆に翻案したミステリー映画。小説家志望の主人公のまわりで起こる不可解な出来事を、現代社会に生きる若者の無力さや怒りを織り交ぜながら描き出す。監督は『ポエトリー アグネスの詩(うた)』などのイ・チャンドン。若き男女3人をユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソが演じた。
中島美嘉の名曲が映画に!登坂広臣×中条あやみによる切ないラブストーリー
『雪の華』2月1日公開
中島美嘉の大ヒット曲「雪の華」からインスパイアされたラブストーリー。東京とフィンランドを舞台に、余命わずかの女性とガラス工芸家を目指す青年の切ない恋模様が描かれる。登坂広臣、中条あやみがW主演を務め、高岡早紀、浜野謙太、田辺誠一らが脇を固める。監督は『羊と鋼の森』などの橋本光二郎。
メリー・ポピンズが帰ってきた!半世紀ぶりの続編
『メリー・ポピンズ リターンズ』2月1日公開
1964年に製作された『メリー・ポピンズ』のおよそ半世紀ぶりとなる続編。魔法使いの家庭教師メリー・ポピンズとバンクス家の人々の交流が実写とアニメーションが織り交ぜながら描かれる。主演をエミリー・ブラントが務め、コリン・ファース、メリル・ストリープ、ベン・ウィショー、前作に出演したディック・ヴァン・ダイクらが共演。『シカゴ』などのロブ・マーシャルが監督を務めた。
野村萬斎主演で池井戸潤の人気作を映画化!「半沢直樹」キャストも出演
『七つの会議』2月1日公開
池井戸潤の小説を原作にした企業犯罪エンターテインメント。都内の中堅メーカーを舞台に、トップセールスマンである課長のパワハラを訴えた営業一課の万年係長の行動をきっかけに起こる出来事の顛末をスリリングに描く。狂言師・野村萬斎をはじめ、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也ら個性派が集結。監督は、池井戸原作のドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの演出を務めた福澤克雄。
大統領選挙のフロントランナー《最有力候補》だった男の“真実”とは?
『フロントランナー』2月1日公開
政治記者マット・バイの著書をもとに、1988年の米国大統領選挙で最有力候補だったコロラド州選出のゲイリー・ハートがとある疑惑によって未来を絶たれてしまうさまを、妻や娘、ジャーナリストなど様々な視点から描き出す。ヒュー・ジャックマンがハートを演じ、J・K・シモンズ、ヴェラ・ファーミガ、アルフレッド・モリーナらが共演。『マイレージ、マイライフ』などのジェイソン・ライトマンがメガホンを取った。
大女優シャーロット・ランプリングによる“ある結婚の風景”
『ともしび』2月2日公開
『さざなみ』『まぼろし』などの名女優シャーロット・ランプリングの出演作。ベルギーのある小さな都市を舞台に、一人の女性の人生が夫の犯した罪によって狂っていくさまを描く。ランプリングの実人生が反映されたかのような感動の物語になっている。夫を『ル・アーヴルの靴みがき』などのアンドレ・ウィルムが演じ、アンドレア・パラオロが監督を務めた。ランプリングは本作で第74回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。
声優・津田健次郎の映画初監督作品!人気声優たちに長期密着
『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』2月2日公開
声優の鈴村健一が総合プロデューサーを務めた、昨年10周年を迎えた声優たちによる人気即興劇「AD-LIVE(アドリブ)」の裏側を映すドキュメンタリー。役柄もセリフもアドリブによる舞台劇「AD-LIVE」の様子を、出演者でもある声優の津田健次郎がカメラを回して出演者たちの表情やミーティングの光景、本番に向けた準備の様子などを捉えていく。鈴村、津田のほか人気声優たちも出演している。