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『ボヘミアン・ラプソディ』監督、少年への性的虐待疑惑が再燃…反論コメント発表

ブライアン・シンガー監督
ブライアン・シンガー監督 - Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の監督ブライアン・シンガーによる少年への性的虐待疑惑が再燃している。現地時間23日、米誌 The Atlantic が4人の新たな被害者のインタビューを含む記事を掲載し、シンガーはすぐさま「1997年にまで遡ってわたしに執着している、同性愛者を嫌悪する記者によって書かれた記事」だと反論コメントを発表した。

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 シンガーは2017年、シーザー・サンチェス・グズマンから「2003年、17歳の時にヨットでレイプされた」と訴えられていた。シンガーは否定しており、現在係争中。2014年にも17歳の時に彼から性的に虐待されたというマイケル・イーガンに訴訟を起こされたが、こちらは訴えが取り下げられている。

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 今回新たにシンガーを告発した被害者は4人。ヴィクター・ヴァルドヴィノス(当時13歳)は映画『ゴールデンボーイ』(1998)の撮影現場でシンガーから性的に虐待されたという。残りの3人は本人の希望により名前は伏せられているが、シンガーは1997年に自宅で開かれたパーティーで、また同年ビバリーヒルズの邸宅で、当時17歳と15歳の少年と性行為をしたとのこと。業界での権力を笠に着て、少年たちを獲物にするパーティーはよく開催されていたという。記者は12か月かけて調査をし、この記事には4人の被害者を含む50人以上の情報源がいるとして信ぴょう性に自信を見せている。

 一方、シンガーの弁護士は、彼はどんな罪でも逮捕及び起訴されたことがないほか、未成年の少年たちと性行為をしたことはないし、少年好きでもないと断固として否定。シンガー本人もこの記事は事実確認をした結果、米誌Esquireが掲載を取りやめたものだと明かし、「しかし記者は記事を The Atlantic に売りました。The Atlanticがここまで身を落としたことを悲しく思います。この記事は、金と世間の注目を得るためなら喜んでウソをつく、いかがわしい人物たちによるでっち上げの訴訟の焼き直しに過ぎません。『ボヘミアン・ラプソディ』が賞を獲るヒットとなっているから、同性愛者嫌悪の中傷記事がそれに合わせて出されたのでしょう」とコメントしている。

 『ボヘミアン・ラプソディ』に関しては、先日第91回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、音響編集賞、録音賞、編集賞の計5部門ノミネートされたと発表されたばかり。シンガーは監督としてクレジットされているものの、撮影残り2週間というところで現場に来なくなり、監督をクビになっている。(編集部・市川遥)

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