ザック・スナイダー監督、Netflixのゾンビアクション映画で復帰
身内の不幸のため休養していた映画『ウォッチメン』『300 <スリーハンドレッド>』などで知られるザック・スナイダー監督が、ストリーミングサービスNetflixの制作するゾンビアクション映画『アーミー・オブ・ザ・デッド(原題) / Army of the Dead』で復帰すると Hollywood Reporter が独占で報じた。
【画像】スナイダー監督のゾンビ映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』
『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を手掛けるなど、米ワーナー・ブラザース製作のDCヒーロー映画の舵取りを担っていたスナイダー監督だが、2017年に娘のオータム・スナイダーさんが20歳の若さで自ら命を絶つ不幸があり、DCヒーローが集結した超大作『ジャスティス・リーグ』を製作途中で降板。休養状態だった。
映画はゾンビパニックが拡大したラスベガスが舞台となり、ある強盗計画を企て、傭兵たちと共に危険な隔離地域に踏み込んだ主人公が、一世一代の大博打に挑む姿が描かれるという。2007年から米ワーナーが温めていた企画をNetflixが引き継いだもので、情報筋が同サイトに語ったところでは、今年の夏にも撮影がスタート。Netflixは9,000万ドル(約99億円・1ドル110円計算)相当の予算を投じる予定だという。
もともとスナイダー監督はジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978)を現代風にリメイクした『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で長編映画デビュー。ゾンビがテーマとなる『アーミー・オブ・ザ・デッド(原題)』は再スタートを切る復帰作として申し分ない。妻で映画プロデューサーのデボラ・スナイダーも共に復帰する。
スナイダー監督の本作にかける情熱は相当なもの。「僕はビッグなアクションを、ビッグなスケールを愛している」というスナイダー監督は「この映画のためのシークエンスを考えることが、僕を燃えさせた。僕の映画脳が回り始めたんだ。こいつを今すぐに撮らなきゃいけないって感じでね」と同サイトに語っている。