斎藤工『麻雀放浪記2020』議員会館で試写会!
映画『麻雀放浪記2020』(4月5日公開)の“国会議員試写会”が31日、千代田区永田町にある衆議院第一議員会館にて行われ、主演の斎藤工と白石和彌監督が試写後の囲み取材に応じた。試写に参加した国会議員と斎藤が意見交換をする一幕もあった。
阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」を35年ぶりに映画化した本作。原作の設定を大胆にアレンジし、戦後の日本、そして東京オリンピックが中止となった2020年に現れた主人公・坊や哲(斎藤)の姿が描かれる。昨年12月に自由民主党の有志議員によって設立された「頭脳スポーツとしての健全で安全な麻雀を推進する議員連盟」(略称・スポーツ麻雀議連)が主催し、“国会議員試写会”という珍しいかたちの試写会が実現した。
試写後の囲み取材で斎藤は作品について「映画になるということに寄り添ってきて、どう具現化するのがベストなのかと考えてきました。すごいとこに着地したなという思いです。白石監督だから実現できた、着地できたと思います。そのままリメイクするのではなく新しい『麻雀放浪記』になったと思っています」と力強くアピールした。
撮影のツールとして通常のカメラではなくiPhoneを使用したことについて白石監督は「時代設定を少し未来にするにあたって、新しいガジェットの力がほしいと思って」と明かす。また、完成作については「コメディーとシリアスの部分は表裏一体。スパイスの具合で言うと、今までで一番『辛口』な作品。そんなブラックコメディーをどう受け止められるか楽しみでもあり、不安でもある」と紹介した。(取材・文:福住佐知子)