スパイダー・グウェンの素顔!『スパイダーバース』本編映像が公開
第91回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされた、別次元のスパイダーマンたちが一堂に会する長編アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』(3月8日全国公開)の本編映像が公開された。女性スパイダーマン、スパイダー・グウェンが、自身の背景を語っている。
スパイダー・グウェンは、スパイダーマン=ピーター・パーカーの恋人として知られるグウェン・ステイシーが、クモの能力を身に着けて誕生したヒーロー。音楽やバレエを愛し、自分の世界ではバンドのドラマーも務めており、バレリーナのような優雅さと、ロックスターのようなハードな一面を合わせ持った戦い方が特徴だ。
映像ではグウェンが素顔をさらし、自分の世界から黒人の少年マイルス・モラレスがスパイダーマンとなった世界に迷い込んだ経緯を説明。マイルスと別次元のピーターを前に、全く物怖じしない態度が彼女のタフさをうかがわせる一方で、自分の世界で辛い別れを経験したことから他人と親しくなることを恐れている、繊細なアイデンティティーを併せ持った複雑なキャラクターだ。
自分以外のスパイダーマンの登場に「スパイダーマンは一体何人いるんだ」と戸惑うマイルスと、そんな彼に「コミコンで聞け!」と適当な軽口を叩くピーター・パーカー。2人のユーモアあふれる掛け合いも見どころとなりそうだ。
本作では、全く異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが、時空を歪めた巨大な陰謀を暴くために一致団結。先日発表された第76回ゴールデン・グローブ賞ではアニメーション作品賞を獲得し、アカデミー賞でも筆頭候補として注目を浴びている。
グウェンの声を担当する悠木碧をはじめ、日本語吹替版には豪華声優が参加。マイルス・モラレス/スパイダーマン役を小野賢章、ピーター・パーカー/スパイダーマン役の宮野真守、スパイダーマン・ノワール役を大塚明夫、スパイダー・ハム役を吉野裕行、ペニー・パーカー役を高橋李依、キングピン役を玄田哲章が務める。(編集部・入倉功一)