木村拓哉のサプライズ登場に観客騒然!潜入の小道具は…
俳優の木村拓哉が4日、都内で行われた映画『マスカレード・ホテル』大ヒット御礼“潜入”舞台あいさつに鈴木雅之監督と出席。劇中で木村演じる主人公の刑事が潜入捜査を行う設定にちなんで、木村が客席に忍び込むサプライズが行われ、観客を絶叫させた。
本作は東野圭吾の小説「マスカレード」シリーズ第1弾「マスカレード・ホテル」に基づくミステリー。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)が、連続殺人事件の新たな現場と思われるホテルに従業員を装って潜入し、優秀なフロントクラークの山岸尚美(長澤まさみ)の指導を受けながら捜査に臨む。
主人公・新田の設定にちなみ、この日はTOHOシネマズ日比谷の客席で観客にまぎれて映画を丸々一本鑑賞する、“潜入”サプライズを決行した木村。上映終了後、木村が客席から立ち上がって舞台あいさつに登場するやいなや、客席は騒然。そのまま客席間の通路を通って登壇し、会場をどよめかせた。
木村いわく両脇の観客にも気づかれなかったそうで、MCから潜入の感想を聞かれると「非常に周囲の方には気を付けました」と言い、一番苦しかったタイミングとして上映終了後から舞台あいさつ開始までの間を挙げた。「その間、たくさんの方がお手洗いに行かれるので、その方たちにも素性を明かすことができないので……」と述懐。
ちなみに、潜入の小道具に用いたのはパンフレットだったそう。「潜入させていただく際に、お客様たちが手にされているのと同じパンフレットはないですかとスタッフに伺ったところ、メディアに配るプレス用のものしかないと。それで、おかしい話ですけど、東宝のスタッフの方が劇場でパンフレットを買っていました」と、本作の製作・配給元である東宝のスタッフが自ら『マスカレード・ホテル』のパンフレットを購入したというシュールな内幕も打ち明けていた。
また、2月3日までの17日間で興行収入26億円を突破するなど、大ヒットを記録した本作。観客との質疑応答では続編についての質問も上がり、木村は「今いただいた拍手であったり、質問いただいた内容とかを、東宝さんにぶつけます」と意欲をみせていた。(取材・文:中村好伸)