『大アマゾンの半魚人』ヒロイン役ジュリー・アダムスさん死去 92歳
モンスター映画の名作として知られる『大アマゾンの半魚人』(1954)でヒロインを演じた、女優のジュリー・アダムスさんが92歳で亡くなったと、Hollywood Reporter はじめ各メディアが報じた。
息子のミシェル・ダントンさんが同サイトに明かしたところでは、アダムスさんは3日の早朝に息を引き取ったとのこと。死因は報じられていない。
ダントンさんは1926年生まれでアメリカ・アイオワ州の出身。2011年に一線を退くまでテレビ・映画界におけるキャリアは60年以上に及び、エルヴィス・プレスリーさん主演の『いかすぜ!この恋』(1965)、ジョン・ウェインさん主演の『マックQ』(1973)などに出演。「陽気なハワード一家」などテレビ番組でも活躍した。2007年ごろにはテレビシリーズ「CSI:ニューヨーク4」「コールドケース4」にゲスト出演するなど、精力的に活動した。
ヒロインを務めた『大アマゾンの半魚人』はカルト的な人気を誇り、アダムスさんは後世の映画界に多大な影響を与えたヒロインとして、ファンから愛されている。訃報を受け、半魚人と人間の女性の恋を描いたアカデミー賞作品『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018)のギレルモ・デル・トロ監督など、同作を愛するハリウッドの関係者たちもTwitterを通じて哀悼の意を表している。(編集部・入倉功一)