名優クリストフ・ヴァルツ、バーチャルYouTuberにメロメロ
映画『アリータ:バトル・エンジェル』のプロモーションのため初来日したオスカー俳優クリストフ・ヴァルツが、15日に都内で行われた公開記念イベント「究極のクリエイターズセッション with キズナアイ」に登壇。イベントのホストを務めたバーチャルYouTuber・キズナアイに終始メロメロな様子で、フォトセッションでは手を握るポーズをとったりするなど、ひと時の時間を満喫していた。この日は、共演者のローサ・サラザール、ロバート・ロドリゲス監督、ジョン・ランドー(プロデューサー)も登壇した。
同作は、漫画家・木城ゆきとのSFコミック「銃夢」を、ジェームズ・キャメロンが脚本・製作で実写化したSFアクション。『ジャンゴ 繋がれざる者』『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフは、本作でサイボーグの少女アリータに新しい人生を与えるサイバー医師・イド役を務めた。
そんな名優クリストフは、キュートな女の子姿のバーチャルYouTuber・キズナアイに迎えられて登場すると、「婚約してるの?」と彼女に興味津々。手を広げたり、目をぱちくりさせたり、可愛いポーズを取るキズナアイに釘付けのクリストフは「一瞬、アリータのことを忘れていたよ」と満面の笑み。「35年間ずっと東京に来たいと思っていました。やっと実現できました! (ロバート監督ら)彼らのおかげでここに来られたので本当に感謝しています」と初来日に感激しきり。
また、キズナアイから“人間とサイボーグの恋は可能か”と問われる一幕もあり、クリストフは「人間がサイボーグに恋をすることもできるなら、その逆もあるよ。だから僕は君の隣に座ってるんだよ」とウイットに富んだリアクションで会場を沸かせた。
主演のローサも、「そっち(バーチャル)の世界に行きたいわ」とキズナアイとの出会いに大興奮。原作誕生の地・日本での映画公開について「アリータを故郷に連れて帰ってきました」と観客に呼び掛けた。さらに、最新のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使した撮影について「アリータが車で、わたしはドライバーのような感じでした」と表現して振り返ると、出来上がった映像を観て思わず「オーマイゴッド!」と漏らしたことを告白。「アリータでありながら、私の肉体や性格が投影されていた」とその出来に大満足していた。(取材:錦怜那)
映画『アリータ:バトル・エンジェル』は2月22日より全国公開