「デクスター」広告に驚き骨折…女性が敗訴
米テレビドラマ「デクスター ~警察官は殺人鬼」の番組広告に驚き、転倒して骨折したとテレビ局などを訴えていた女性が敗訴したと The Hollywood Reporter などが報じた。
アジャナフィ・ンジェワッダさんは2013年夏、ニューヨークの地下鉄駅構内の階段の蹴り込みに張られた「デクスター ~警察官は殺人鬼」のマイケル・C・ホールのアップの写真にパニックし、階段から転倒して足を骨折してしまったという。問題の広告は、マイケルの顔がセロファンで覆われており、階段全体を使った特大サイズ。アジャナフィさんは、これを見て恐怖を感じ、不安とパニックでバランスを崩したとのこと。
彼女は、Showtime局が歩行者を動揺させる、挑発的でショッキングな画像を意図的に階段に設置したとして、2015年に親会社のCBS局やニューヨーク市都市交通局などを過失で訴えていた。だが、被告側による棄却の申し立てが認められ、彼女の訴えは退けられたという。
同ドラマは2006年から2013年まで8シーズン続いた人気ドラマで、マイケルはデクスター役でゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞などを受賞している。(澤田理沙)