撮影裏話も!小野賢章、実写初主演映画の公開に感慨
小野賢章が23日、都内で行われた映画『お前ら全員めんどくさい!』初日舞台あいさつに登壇し、実写初主演映画の公開に感慨をにじませた。
同作は、TOBIのウェブコミックを原作に、高校教師・國立国彦(小野)が、ツンデレ、肉食女子、女王様キャラといった個性豊かな女子生徒たちに振り回される姿を描いた学園ラブコメディー。
『ハリー・ポッター』シリーズでダニエル・ラドクリフが演じた主人公の吹き替えや、アニメ「黒子のバスケ」の主人公・黒子テツヤ役で知られるが、実写映画での主演は初めての小野。当初は「アニメや舞台で主演はやらせてもらう機会が多いですが、映像では初めてで、僕がか……と思った」そうだが、台本を読む中で「主役は女性陣かなと思ったので、主役というより思い切り振り回されに行くぞ! という気楽な感じで撮影に臨めました。(女性陣に)振り回されてめちゃくちゃ面倒くさかったんですけど、楽しく撮影は進みました」と作品の内容になぞらえて撮影時を回顧。そして、「こんな僕ですみません……という感じですが、(公開は)感慨深いです」と喜びを噛みしめた。
教師役については、「普段10代後半とか20代前半とか、世界を守ったり、命をかけて戦ってばかりですが、僕が29歳なので等身大でやれば、それが大人になるのかなと思った」と吐露。また、「授業シーンがあれば先生らしさも研究したけど、ラッキーなことに面倒くさいシーンはなかった」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ、「先生と生徒の立ち位置だけを意識していました」と役づくりについて語った。
この日は、小宮有紗、茜屋日海夏、大原優乃、都丸紗也華、宝来忠昭監督も来場。小宮は「いいこと言ってよ」という小野のリクエスト通り、「現場を先生らしく盛り上げてくださいました。わたしの役はムッとしている表情が多いのですが、笑っちゃいそうになるような面白いことをしてくださるから、それを堪えるのが大変でした」とコメント。映画初出演の大原は、「不安や緊張が大きかったのですが、みなさんに支えられて楽しむことができました」と笑顔を見せていた。(取材:錦怜那)