母の看病で番組を降板 「ダイナスティ」女優
伝説のメロドラマをリブートした米テレビドラマ「ダイナスティ」で、オリジナル版の伝説のキャラクター、アレクシス・キャリントンを演じているニコレット・シェリダンが、病気の母親の看病で番組を降板することが明らかになった。TVLineによると、声明にはニコレットが家族的責任に集中するため番組を去ると書かれており、彼女は番組にとって価値ある存在だったこと、今後の成功を祈っているとも述べている。
ニコレット自身も声明を出しており、「『ダイナスティ』のリブートで伝説的なアレクシス役を演じるのはとても楽しかったのですが、病気で末期の母と一緒に残された時間を過ごすことのほうが、今のわたしにとっては大事なことです」とコメント。降板させてくれたエグゼクティブプロデューサーらに感謝の言葉を述べ、ドラマの末永い成功を祈っていると書き加えている。
同ドラマはメインキャストの降板が続いている。ブレイクの妻クリスタルを演じたナタリー・ケリーがシーズン1で降板しているほか、スティーヴン・キャリントンを演じているジェームズ・マッケイもシーズン2の途中で降板。こちらは制作上の流れで降板させられたようだが、ゲスト出演という形でたまに顔を出している。
リブート版である「ダイナスティ」は、アメリカを代表する大富豪一家キャリントン家とコルビー家の富と権力の争いや、ドロドロした家族関係などを描いている。アメリカでの視聴率は低迷しているがNetflixでの世界配信が番組を支えているようで、シーズン3も決まっている。(澤田理沙)