『シン・エヴァ』特報を盗撮・アップロード 容疑者を書類送致 カラー発表
映画『ヱヴァンゲリヲン』シリーズなどを制作する株式会社カラーは6日、同社の新作アニメーション『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報を劇場で盗撮し、違法にアップロードした容疑者が、著作権法違反の容疑で書類送致されたと、同社のオフィシャルサイトで発表した。
この特報は、昨年7月20日から8月31日まで全国の映画館で上映。同年7月26日に、この特報を盗撮した映像がインターネット上に見られるとして、本作を共同配給する東宝・東映・カラーの3社が対応を進めると発表していた。特報は、同日にキングレコードのYouTubeチャンネルで正式に公開された。
この日、公式サイトでは「2018年7月26日にお知らせしました当該案件に関して、当社は警察に告訴状を提出し捜査が進められていました。警察署の捜査により、2月付けで容疑者が著作権法違反の容疑で、検察庁に書類送致されましたことを報告いたします」と発表。
そのうえで「映画館で映画を撮影して複製することは、映画の盗撮の防止に関する法律および著作権法により禁じられています。また、撮影した映像をアップロードすることは著作権法違反です。匿名での投稿であってもアップロード元は特定可能であり、処罰の対象となります」とあらためて注意を促している。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、2007年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(動員150万人、興行収入20億円)からスタートした4部作の最終章。2009年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(動員300万人、興収40億円)、2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(動員380万人、興収53億円)から8年の時を経て、完結の物語が語られる。2020年公開予定。(動員・興収は配給発表)(編集部・入倉功一)