川口春奈、高橋一生の感涙シーンにもらい泣き
高橋一生と川口春奈が12日、ダブル主演を務めた映画『九月の恋と出会うまで』の公開後舞台あいさつに出席し、本作の感動シーンについて振り返った。
「書店員が選んだもう一度読みたい文庫」恋愛部門第1位に選ばれた松尾由美の同名小説を映画化した本作。迫る3月14日のホワイトデーにちなんで、高橋と川口が白いバラを観客ひとりずつに手渡しながら登場した。ステージに上がった高橋は「公開からしばらく経ってからも、これだけのお客さんに来ていただいてありがたいなと思います」と感謝の思いを口にした。川口も「お花を渡しているときに、映画よかったよと声をかけていただいて、嬉しかったです」と笑顔を見せた。
映画公開後の反響について聞かれた高橋は、直前に起こったハプニングについてのエピソードを披露。「エスカレーターに繋がっている出入り口を(間違って)開けてしまったんです。そこに高校生のカップルがいて、うわあ! となったので、すぐに閉めちゃったんですけど、そうしたら(扉の向こうから)『観る!』と言ってくれたので、きっと観てくれるんでしょうね。直の反応がドアの向こうからあったので『観て!』と言っておきました」と笑いながら振り返った。
この日は、イベントに先がけてTwitterでアンケートが実施された「もう一度観たい泣けるシーン」の上映が行われる一幕も。第1位に選ばれた、(高橋が演じる)平野が想い出の写真を見て泣き崩れるシーンがスクリーンで流されると、高橋は「この至近距離(での上映)ですからね、とにかく恥ずかしかったです。みなさんが映画を観た直後なのにリピートする。その恥ずかしさも体験してしまいました」と照れ臭そうな様子。川口は「私も一生さんの表情で泣かされました。完成したときに観てゾクッときました」と絶賛の言葉を送る。
また観客から「涙は自然に流れるんですか?」と質問を受けた高橋は「僕は意識して『泣くぞ』と思うと泣けないんです。だからそのままでいようと思っています。普段から泣かないので、お芝居のときだけ(感情が)豊かになっているのかもしれないですね」と返答。川口も「この映画に関しては、自然と涙がこぼれたなと。台本を読んだ段階でグッとくるものがあったし、そこに平野さんが立ったら余計にこみあげてくるものがありました」としみじみと語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『九月の恋と出会うまで』は公開中