「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」ジャン=マイケル・ヴィンセントさん死去
米俳優のジャン=マイケル・ヴィンセントさんが、今年の2月10日に亡くなったと、TMZはじめ各メディアが報じた。同サイトが入手した死亡診断書によると、ヴィンセントさんはアメリカ・ノースカロライナ州アッシュビルの病院で心不全のため亡くなったという。
アメリカ・コロラド州デンバー生まれのヴィンセントさんは、診断書によると、1945年7月15日生まれで73歳だった。1968年の『テキサスの七人』で本格的に映画デビュー。『メカニック』(1972)、『弾丸を噛め』(1975)、『グレートスタントマン』(1978)といった作品で大スターたちと共演。1978年に青春サーフィン映画『ビッグ ウェンズデー』で主演を務め、知名度を高めた。
1984年から放送された海外ドラマ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」で、スーパーヘリを操るベトナム帰還兵ストリングフェロー・ホークを演じ、お茶の間でも広く知られる存在に。高額な出演料を手にしていたが、The Hollywood Reporter などによると、プライベートではアルコールや薬物依存の問題を抱えていたといい、その後はキャリアが低迷。端役での出演が中心となった。1998年にはヴィンセント・ギャロ監督・主演の『バッファロー'66』に出演して話題を呼んだ。1996年に自動車事故のため頸椎と声帯を損傷。2012年には、別の事故による感染症のため右足を切断していた。(編集部・入倉功一)