「梅ちゃん先生」子役が大きくなった!『まく子』で映画初主演
NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(2012)で、松坂桃李ふんするヒロインの幼なじみ・安岡信郎の幼少時代を演じた子役の山崎光。あれから7年、15日公開の映画『まく子』では映画初主演を務め、成長した姿を披露している。
2003年12月10日生まれの山崎は、現在15歳。2010年に『ちょんまげぷりん』でスクリーンデビューを果たし、「梅ちゃん先生」だけでなく映画『ツナグ』(2012)でも松坂演じる主人公の幼少期を務めた。福山雅治主演の映画『真夏の方程式』(2013)では物語の鍵を握る少年・恭平に抜てきされるなど、子役としてさまざまな作品で活躍してきた。
そんな山崎が、直木賞作家・西加奈子の同名小説を実写化した『まく子』で映画初主演を果たした。演じたのは小学5年生の男の子・サトシ。女好きの父親に反感を抱き、成長に伴う体の変化に戸惑う思春期の少年の葛藤をみずみずしく表現し、「梅ちゃん先生」や『真夏の方程式』の頃のあどけない印象からガラリと変わった姿を見せている。
2月に行われた同作の完成披露上映会では、撮影時よりも背が伸び、身長163cmになった山崎を見たサトシの父親役の草なぎ剛が「撮影の時と全然違う。スーツをこんなにもかっこよく着こなせるようになったんだね」と驚く一幕も。多感な年頃の少年を演じた山崎の芝居について、草なぎは「演技が上手くてこちらが緊張してしまった」と絶賛の言葉も送っていた。
小さな温泉街を舞台に、転校生の少女の秘密を知ったことで成長していくサトシの姿を映す本作。山崎や草なぎのほか、新音、須藤理彩がキャストに名を連ね、監督・脚本を『うつろいの標本箱』などの鶴岡慧子が務めた。(編集部・吉田唯)