ディズニーのフォックス買収、3月20日に完了と正式発表
ウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスが現地時間12日、ディズニーによるフォックス買収は20日に完了する予定だと正式発表した。2017年12月に発表された巨大買収が、ついに実行されることになる。
713億ドル(約7兆8,430億円)に及ぶ今回の買収で、ディズニーは映画スタジオの20世紀フォックス、テレビ番組製作ビジネス、ナショナルジオグラフィックやFXといったケーブルテレビ局、動画配信サービスHuluの株式などを獲得する。これでディズニーが今年後半に立ち上げるストリーミングサービス「Disney+」のラインナップは一層充実したものになるだろう。映画エンタメ業界の勢力図が大きく変わることになるのは間違いなく、大規模な人員削減も予想されている。(1ドル110円計算)
ディズニーの会長兼CEOであるボブ・アイガーは昨年、フォックス買収により獲得する『X-MEN』シリーズの今後は、全てマーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが監修することになると語っていた。また、ディズニーの会長であるアラン・ホーンによると、20世紀フォックスの副会長であるエマ・ワッツ、FOXサーチライトの会長であるナンシー・アトリー&スティーヴ・ギルラ、フォックス2000の社長エリザベス・ガブラーらは現職にとどまるという。(編集部・市川遥)