バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女!『Girl/ガール』7月日本公開
第71回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)、ある視点部門の最優秀俳優賞、国際批評家連盟賞の3冠に輝いた話題作『Girl/ガール』が7月5日より日本公開される。バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされた新鋭ルーカス・ドン監督の、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いから生まれた作品だ。
主人公は、バレリーナを夢見るトランスジェンダーの少女ララ。15歳のララは強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められて血のにじむような努力を重ねていく。しかし初公演が迫る中、思春期の体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦り、ライバルから向けられる心ない嫉妬によって、ララは心身共に追い詰められていき……。
主演のヴィクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサーで、500人を超える候補者の中から選ばれた逸材だ。初の映画出演でありながら、ララの繊細な表情や思春期の心の機微を表現し、バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを披露している。ルーカス・ドンも初監督にして非凡な才能を見せつけており、そのイケメンぶりも相まって第2のグザヴィエ・ドランとも呼ばれている。(編集部・市川遥)
映画『Girl/ガール』は7月5日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国公開