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中島健人&土屋太鳳「砂の器」ラブシーンの裏側

フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」より
フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」より - (C)フジテレビ

 フジテレビ開局60周年特別企画として放送されるスペシャルドラマ「砂の器」(3月28日、19時57分~21時54分)で、天才作曲家にふんする中島健人Sexy Zone)と、その愛人役の土屋太鳳のラブシーンについて、河毛俊作監督が演出意図を明かした。

【写真】血まみれの中島健人

 これまで度々映像化されてきた松本清張の名作小説「砂の器」を、舞台を現代に置き換えドラマ化。誰もが口をそろえて「善人」だという男性・三木謙一が殺害された事件の真相を追う本作。事件を捜査する今西刑事役に東山紀之。事件に関与する天才作曲家の・和賀英良(わが・えいりょう)に中島健人、和賀の愛人でバーテンダーの成瀬梨絵子(なるせ・りえこ)に土屋太鳳がふんする。

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 和賀には婚約者がおり、梨絵子は決して自分とは結ばれない関係だとわかっている。土屋がクランクインした日は、和賀があることを実行したのち梨絵子の自宅マンションに駆け込むシーンを撮影。ただことではない状況を察した梨絵子は彼を優しく包み、2人は静かにたたずんでいる。

 和賀と梨絵子の愛のシーンについて、河毛監督が中島と土屋にイメージとして伝えたのは「1970年代のフランス映画」だったという。「一般的なラブラブな物語ではない、虚脱した状態、ぎりぎりの愛。今作において、恋愛というのは幸せになるためのものではない、自分を失い転げ落ちていくもの……そういうイメージでやってください、と。ふたりは、感じ取る力があり本当によくやってくれたと思っています」

 河毛監督は、本作の中島についてフランスの名優アラン・ドロンを引き合いに出しながら評価。「中島さんの表情は、エゴイスティックな中にもしっかりとせつなさがあふれていて、重層的。『太陽がいっぱい』(1960)のアラン・ドロン的な魅力があふれていました。梨絵子とのベッドシーンも美しかったし、別れのシーンも特に良かったと思います」とその魅力を語っている。(編集部・石井百合子)

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