のん『この世界の片隅に』すずさんを映画秘宝で完全再現
女優・のんが、アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016)で声優を務めた主人公・すずさんの姿を完全再現したグラビアが、20日に発売された映画雑誌「映画秘宝」2019年5月号の誌面に掲載。発売に合わせて、誌面未公開カットが公開された。
グラビアは、特別展「映画「この世界の片隅に」~すずさんのおうち展」を開催中の「昭和のくらし博物館」(東京都・大田区)で撮影。のんの衣装はもちろん、背景まで、映画そのものの雰囲気を再現。誌面には、のんのインタビューと共に、劇中でも印象的なシーン「まな板バイオリン」のカットなどが掲載されている。
『この世界の片隅に』は、漫画家・こうの史代のコミックを『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)などの片渕須直監督がアニメ化。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すず(のん)が、戦火によって大切なものが消えてゆく中、日々の営みを築いていく姿を描く。小規模公開から口コミで館数を伸ばし、異例のロングランを継続。現在は約30分の新規映像を追加する『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が制作中だ。
「映画秘宝」では同号で平成の映画史を総括する「平成の傑作映画100!」特集を掲載。平成映画ベスト10を発表しており、『この世界の片隅に』も第10位に選ばれている。(編集部・入倉功一)
映画専門雑誌「映画秘宝」2019年5月号は発売中 洋泉社刊 定価1,180円(税込)