『この世界の片隅に』長尺版、公開日は12月20日に決定!
女優・のんが声優を務め、ロングランヒットとなったアニメーション映画『この世界の片隅に』に約30分の新規映像を追加する『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開日が今年の12月20日に決定した。29日に都内で行われたイベント内で発表された。
『この世界の片隅に』は、漫画家・こうの史代の代表作を『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)などの片渕須直監督が長編アニメ化。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すず(のん)が、戦火によって大切なものが消えてゆく中、日々の営みを築いていく姿を描く。2016年の公開から口コミで館数を伸ばし、現在も一部劇場で続映されるなど異例のロングランヒットを記録している。
新規映像を追加する『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』では、すずが迷い込んだ遊郭で同世代の女性リンと出会い、交流を深めるうちに複雑な思いを抱くさまが描かれる。もともとは昨年12月の公開を予定していたが、想定以上に製作時間を要することが判明しことで公開時期を延期。当初の予定から1年遅れで公開されることになった。(編集部・入倉功一)
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は12月20日公開