円谷プロのデジタルメディア「TSUBURAYA・GALAXY」4月12日創刊！

　28日、特撮「ウルトラマン」などで知られる円谷プロダクションは、同社の作品世界をより楽しむことを目的としたPC・スマートフォン向けの定期購入型サービス「TSUBURAYA・GALAXY」の4月12日創刊を、都内で行われた最新情報説明会の場で発表した。

　円谷プロ創業者・円谷英二とスタッフたちが半世紀以上前に始めた、空想科学のストーリー、デザイン、そして技術を見つめ、その将来を考えることをコンセプトに創刊される「TSUBURAYA・GALAXY」。PC、スマートフォンなどでアクセス可能となり、月額980円でスタート。創刊号は、3月28日から4月11日までの事前登録により、4月30日まで無料となる。なお、配信開始となる4月12日は円谷プロの設立記念日でもあるという。

　主な配信コンテンツとして、円谷プロの最新情報を紹介する「GALAXYレポート」（無料）をはじめ、円谷プロのメッセージやコンテンツを集めた特集コーナーを用意。「円谷テレビ」コーナーでは、「ウルトラQ」などの名作に加え、1970年代に放送されるもパッケージ化されていない「チビラくん」など貴重な作品、そして有識者等による作品解説、関係者へのインタビューなども配信される。さらに「円谷ラジオ」コーナーでは、TBSラジオで放送した幻のラジオドラマ「ウルトラQ倶楽部」も復活。こちらではオススメのウルトラソングを毎月数曲ずつ紹介する。

　そのほか連載企画として、円谷プロ作品のエピソード解説や、歴代書籍の紹介、メカニックや怪獣に関する詳細な分析、作品・プロジェクトについての裏側情報等、コアファンが楽しめる記事なども用意されるという。

　これら円谷プロのオリジナルコンテンツをはじめ、オススメ作品の情報を、テキスト、写真、映像、音声などで配信するほか、円谷プロが開催する各種イベントのチケット先行販売、限定グッズの優先購入、事前予約など、会員限定のスペシャルサービスもスタート予定となっている。

　同社代表の塚越隆行社長は「TSUBURAYA・GALAXY」について「楽しいメディアになるんじゃないかなと思っております」と自負。ターゲットは「クリエイティブへの関心が高い人」「知的好奇心の強い大人」としながらも「従来の円谷のファンはもちろん、これから円谷に関心を持ってくださるだろうなという方に。そして、これからウルトラマンや特撮に興味を持ってもらいたいという人に見てもらいたい」と呼びかけた。（取材・文：壬生智裕）

プレミアムデジタルメディア「TSUBURAYA・GALAXY」は4月12日創刊予定（毎月15日発行・更新）