木村良平・江口拓也・潘めぐみ ウルトラマンを名乗る感動!「ULTRAMAN」に傾けた情熱
Netflixオリジナルアニメシリーズ「ULTRAMAN」でメイン声優を務める木村良平(早田進次郎役)、江口拓也(諸星弾役)、潘めぐみ(北斗星司役)が、ウルトラマンを演じた喜びと、シリーズへの思いを語った。
「攻殻機動隊」シリーズの神山健治監督と、『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志監督が、清水栄一×下口智裕の人気コミックを3DCGで映像化。特殊スーツを身にまとった、等身大ヒーローの戦いが描かれ、木村、江口、潘はそれぞれ、ULTRAMAN(早田進次郎)、SEVEN(諸星弾)、ACE(北斗星司)を演じた。
今回の起用に「声優をやっていて、スペシウム光線を撃てる日が来るものなんだなって。人生でなかなか撃てないでしょう」と喜びを明かす木村。潘も「女性がなれるウルトラマンが限られているなかで、声の仕事をしているからこそ、北斗になれたという嬉しさもありますね」と続く。
モーションコミック版からの続投となる二人に対して、江口は諸星役に初登板。「アニメから参加っていう部分のプレッシャーはありましたね。ゼロから作っていかなくてはいけないですから」と告白するが、親交のある木村の存在に助けられたようだ。「休憩時間なんか、リラックスできましたね。それに、座長である良平さんがそういうタイプということもあって、みんなで打ち上げに行くようなチームになれて。先輩たちも来てくれるんです。みんな仲良くなれるし、いい座組でした」
さらに「皆さん飲みっぷりがよかったですね」と潘が続くと、木村も「キャスト・スタッフ、皆さんお酒が好きで……」と笑顔。密なコミュニケーションを通じて、制作陣の熱い思いを知ることもできた。「やっぱり、スタッフの皆さんが一番のシリーズファンなんです。お話をしていて、本当にこの人たちって『ウルトラマン』が好きなんだなって。そういうことがわかると、役者側もすごいパワーもらえる。これを作りたいんだ! という皆さんと一緒に作れるって本当に幸せなことですよね」(木村)
そんな本作が描くのは、葛藤を抱えながら、「ウルトラマンになっていく」若者たちの姿。“ウルトラマンだった男”の息子として、半ば強制的に戦いに身を投じる進次郎を演じた木村は、印象的な場面に、彼が「ウルトラマンを名乗る瞬間」を挙げる。
「進次郎が、少しづつ(ヒーロー)として前に進んでいるなと思わせてくれる場面なんですよね」という木村に、潘も同意。「変身したからウルトラマンというわけではないんです。やっぱりまだ、発展途上で。そういう段階を演じていくのは、すごく楽しかったですね」
ちなみに、三人に一番好きなウルトラマンを尋ねると「好きとか嫌いとかっていうものはないかなと思いますが、それはやっぱり初代ウルトラマンですね。見た目も一番シンプルだし」(木村)、「俺はやっぱりセブンかな! 同じメガネだし」(江口)、「うーん! 今やっているウルトラマンも観ていますけど、やっぱりエースになっちゃいますよそれは!」(潘)とそれぞれの役への思い入れを告白した。
原作も連載中であり、全13話では、彼らの物語は描ききれない。木村も「まずはとにかく観ていただいて、皆さんに盛り上がっていただけたら、次につながると思いますので、よろしくお願いします!」と早くも続編への意欲を見せた。(編集部・入倉功一)
Netflixオリジナルアニメシリーズ「ULTRAMAN」は独占配信中