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『チャイルド・プレイ』マーク・ハミル=チャッキー役オファーダメ元だった

映画『チャイルド・プレイ』ポスタービジュアル
映画『チャイルド・プレイ』ポスタービジュアル - (c) 2019 Orion Releasing LLC. All Rights Reserved.Distributed Through United Artists Releasing CHILD’S PLAY is a trademark of Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.

 アメリカ・アナハイムで先月末に開催されたオタクの祭典ワンダーコンで、カルトホラーをリブートした新作『チャイルド・プレイ』シリーズのパネルディスカッションが行われた。オープニングでいきなり、新たなチャッキーの声を『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミルが演じるという衝撃的なニュースが発表され、ホラーファンで満員の会場は一気に興奮状態に包まれた。(細谷佳史)

【動画】チャッキーが新型に!『チャイルド・プレイ』特報

 大ヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』をプロデュースし、『ダーク・シャドウ』などの脚本家でもある製作のセス・グレアム=スミスは、ファンの反応に満足そうな笑みを浮かべ、「ダメ元で頼んだら、彼(ハミル)が、イエスと言ってくれたんだ」と振り返る。「彼はチャッキー役の第1候補で、それが実現した。僕らはすでにマークと(チャッキーの声を)収録している。(マークのような)アイコンに、アイコニックなキャラクターを再構築してもらえるというだけでなく、著名な俳優にして声優である彼に、それをやってもらえるのは、本当に光栄なことだ。マークはこのチャレンジにものすごいエネルギーを注ぎ込み、とてもシリアスな仕上がりになっているよ」と付け加えた。

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 オリジナル版の大ファンだというスミスは、『チャイルド・プレイ』をリブートする上で、「権利を持っているからただ作る、ということはしたくなかった」と語る。「『IT/イット』の後、(製作・配給を手掛ける)オライオン(・ピクチャーズ)から電話があって、『チャイルド・プレイ』の再創造を考えていると言われた。それから僕らは、それはどういう意味を持つのか? 2019年にこの映画が存在する必要はあるか? を問うことにした。それから、脚本家のタイラー(・バートン・スミス)がその問いに対して見事な答えを出し、このクラシックなキャラクターとストーリーについての再解釈となった」

 本作のチャッキーは、現代の最新技術が詰まった最新型オモチャ。スミスたちは、チャッキーを再考するのにあたって、1作目が公開された1988年にはなくて、2019年にあるものについての考察から始めることにした。

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ラース・クレヴバーグ監督と製作のセス・グレアム=スミス

 「実際、今の家は僕らをずっと監視している。家にあるものは全て(WiFiで)つながっている。もし、Alexa(スマートスピーカーに搭載されたAI)が、あなたを殺すことに決めたらどうなる? ということだよ。ものすごく頭がよくて、全てとつながっている子供向けコンパニオン(オモチャ)は、この5年ぐらいの間に、実際に登場するように思える。映画の中でも、いくつかの人形のカットは、本物の子供のように見えるんだ。こうしたことが実際に起こりうると考えると、不気味だよ。(将来)子供は、こういった人形と家に置き去りにされるんだ」。そのうえでスミスは、本作のチャッキーが、オリジナル版の殺人鬼チャールズ・リー・レイの「リメイク」ではないと発言。「僕らは、新しいバージョンを生み出しているんだよ」と語った。(細谷佳史)

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