松坂桃李、車いすの青年役に苦戦「日々、新しい発見」
俳優の松坂桃李が8日、主演を務める4月期連続ドラマ「パーフェクトワールド」(4月16日スタート、毎週火曜夜9時~、カンテレ・フジテレビ系)制作発表会見に出席。劇中、松坂は事故で脊髄を損傷し車いすで生活する青年を演じている。プロデューサーから「追い込まれるほど力を発揮する」と指摘されると、謙遜しつつも予想以上に苦戦した撮影の裏側を明かした。
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「パーフェクトワールド」は累計部数170万部を超え、昨年岩田剛典と杉咲花の共演により映画化もされた有賀リエの人気コミックを実写化。松坂は、学生時代の事故により下半身不随になった建築士・鮎川樹を演じる。制作発表会には松坂のほか、山本美月、瀬戸康史、中村ゆり、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、麻生祐未、木村祐一、松重豊も参加した。
河西秀幸プロデューサーから「松坂くんは追い込まれるほど力を発揮する」と先制パンチを受けた松坂は「決してそんなことはありませんから」と苦笑いを浮かべるが、車いすで生活する役柄にしっかり準備して臨んだという。しかし「撮影が始まると日々新しい発見がある。ようやく動きに慣れてきたと思うと新しい出来事が起こる」と想像していた以上に難しいことも明かす。
特に感じたのが安全面。前日には雨のシーンを撮影したそうで、坂道でのブレーキングや、普段平坦だと思っていた場所が、車いすで通ると左右に寄れてしまうことなど、気づきの毎日のようだ。
なお、松坂が純粋な恋愛物語を連続ドラマで演じるのは初だという。「台本を読んでもムズムズする」と恥ずかしさがあることを明かすと、中学2年生のときに経験した初恋の思い出を披露。「好きな子に告白してOKをもらったのですが、実はその子は以前付き合っていた人と、まだ別れていなかったようなんです。その相手というのがヤンキーの頭を張っていた人で、怖い人8人ぐらいに囲まれてしまって……。『これは勝てないな』と思いました」という苦いエピソードに会場はどよめいていた。(磯部正和)
「パーフェクトワールド」は4月16日より毎週火曜夜9時~、カンテレ・フジテレビ系で放送(初回20分拡大)