斎藤工『麻雀放浪記2020』北京国際映画祭で公式上映に破顔!
俳優の斎藤工が5日、都内で行われた映画『麻雀放浪記2020』初日舞台あいさつに登壇した。公開まで紆余曲折があった本作が、今月に開催される第9回北京国際映画祭での公式上映が決定したことに喜びを爆発させた。
キャスト&監督が集結!『麻雀放浪記2020』初日舞台あいさつ【写真】
阿佐田哲也の人気小説を、舞台を終戦直後から2020年へと移すなど大胆なアレンジを加えて映画化した本作。主演の斎藤は1945年からタイムスリップしてやってきた主人公・坊や哲を演じている。この日の舞台あいさつには、共演者であるチャラン・ポ・ランタンのもも、ベッキー、岡崎体育、音尾琢真、竹中直人、監督の白石和彌、シークレットゲストの舛添要一も出席した。
満員の客席から「おめでとう!」という声が上がるなか登場した斎藤。構想10年という念願の映画がようやく完成し、初日を迎えられたことに安堵の表情で「本当に心から嬉しく思います」としみじみとコメント。そんな本作が第9回北京国際映画祭で公式上映されることが発表されると、斎藤は「朗報ですね」と満面の笑みを浮かべた。
続けて斎藤は、本作の原作者である阿佐田(色川武大)の自伝的作品を映画化した『明日泣く』(2011)で主演を務めたことが縁で本作の企画がスタートしたことを振り返って、「これだけの素晴らしい原作で、しかも和田誠さんが傑作を作られているので反対する方も多かった。そんななか白石監督や脚本の佐藤佐吉さんをはじめ、多くの方々に支えらえてここまで来ました。故・阿佐田哲也さんへのはなむけになるのかな」と感慨深げな表情で語った。
舞台あいさつ終了後には、本作にも出演している麻薬取締法違反の疑いで逮捕、起訴され、4日夜に保釈されたピエール瀧被告についての囲み取材も行われた。斎藤は「事件の後でたくさん取材を受けるなか、白石監督が厳しい意見に対しても真摯に対応されている姿を拝見していました。その姿をピエールさんにも見ていただき、猛省してほしい」と心情を吐露した。(磯部正和)
映画『麻雀放浪記2020』は公開中