結木滉星、人生初の茶髪に!新ドラマで「イメージを覆したい」
特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」でパトレン1号/朝加圭一郎を演じ大注目を浴びた俳優・結木滉星が、新ドラマ「カカフカカ-こじらせ大人のシェアハウス-」にメインキャストとして出演する。大人のラブストーリーで“圭一郎”とは全く違う役どころに挑戦する結木が、本作にかける思いを明かした。
石田拓実による漫画を原作とした本ドラマ。人生模索中の主人公・寺田亜希(森川葵)が、元カレで小説家の本行智也(中尾暢樹)とシェアハウスで再会することから、赤裸々な恋模様が動き出す。結木は、シェアハウスの住人であり、かつて本行の担当編集をしていた編集者の長谷太一を演じる。
本作の役づくりで初の茶髪に挑戦した結木。その茶髪姿はSNSを中心に早くも話題を呼んでいる。
「人生で初めて髪の毛を染めました! なので不安だったんです。染める前には周りの人から『絶対黒の方が似合うよ』とか『染めない方がいいと思うよ』とか言われていたので(笑)」と苦笑したものの、茶髪になった姿をInstagramでお披露目したところ、ファンからも好評で「すごくうれしいです」と喜ぶ。
本作は結木にとって「ルパパト」の放送終了後、初の連続ドラマ出演作でもある。
「圭一郎役で僕を知っていただいたみなさんにとっては、たぶん本当に想像がつかない役どころだと思います。でもそのイメージをいい意味で覆せるように、僕なりに長谷太一という役に向き合って、こういう一面もあるんだという姿をお見せできたらいいですね」
そう意欲をのぞかせながらも、1年以上向き合ってきた圭一郎役への想いは結木にとってとても大きなもの。「正直に言うと、すぐ長谷太一っていう人間になれるかという不安はあるんです」と吐露しながら、「自分なりにこの期間は圭一郎のことは忘れて、長谷太一に寄り添っていきたいなと思います」と噛みしめるように語り、新たな役に挑む決意を示した。
本作はシェアハウスで暮らす4人の男女を中心にストーリーが展開する。それゆえに、共にメインキャラクターたちを演じる森川、中尾、中村里砂(栗谷あかり役)との共演で受ける影響も楽しみだという。
「キャラクターとしても役者同士としても、刺激し合えて成長できる現場はなかなかないと思うので、そこは期待しています。少女漫画原作なので恋愛ものっていうイメージがあるかもしれませんが、4人が出会うことでお互いに影響されて考え方が変わっていく様子や、長谷太一としては初めて人間に興味を持って自分が自分でなくなっていく感じはすごく大事にしていきたいポイント。長谷太一を通して自分も成長していけたらいいなって思います」
結木は、いま最も今後の活躍を期待される俳優の1人。芸能界入りのきっかけはスカウトだった。それ以前から芸能界に対するあこがれは多少持っていたそうだが、「スカウトされて芸能界に入るってかっこいいじゃないですか。モテるだろうし(笑)。単純にそんな軽い気持ちで事務所に所属しました」と明かし、すぐ俳優として生きていこうという気持ちにはなれなかったという。
転機は演出家・鈴木勝秀との出会い。まだ演技について何もわからない頃に、鈴木の手がける舞台に出演する機会を得た。
「スズカツさんの演出はあまり何も言わず『自分で考えてこい』というスタイル。最初はそれが怖くて、『怖いから考えないとやばい』とやらされてやっている感じがあったんです。だけど、そうやって考えてきたことが本番でも生かされて、オッケーをもらえるようになってから、手応えを感じるようになりました」
そこから「この仕事で食べていきたい」と強く意識するようになったのだという。「今は若いうちにしかできない役柄をやって、大人になってから味のある役者、実力派と言われるような役者を目指していけたらと思います」と先を見据える。
結木の役者としての武器は「声」。「ハスキーで特徴的な声がコンプレックスな時期がありました。だけど、それをスズカツさんが長所だと言ってくれて、そこから全部吹っ切れたんです。声もふくめて、スズカツさんに教わったことはすごく大事にしてる武器ですね」と語っていた。
人気俳優の登竜門ともいわれる「スーパー戦隊」シリーズを経て、期待と注目を一身に浴びる結木。「カカフカカ」で見せる彼の“新たな一歩”は話題を呼びそうだ。(編集部・小山美咲)
ドラマ特区「カカフカカ-こじらせ大人のシェアハウス-」はMBSにて25日24時59分より放送スタートするほかテレビ神奈川(25日23時~)、チバテレ(26日24時~)、テレ玉(5月1日23時30分~)で放送 Amazon Prime Video にて4月26日より見放題独占配信