中村倫也&木下晴香『アラジン』の名曲を初披露
俳優の中村倫也とミュージカル女優の木下晴香が22日、都内で行われたディズニーの実写映画『アラジン』“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに登壇。日本語吹き替え版で主人公・アラジン役を務める中村と、ヒロイン・ジャスミン役を務める木下は、オーディションで同役をつかんでおり、合格の決め手となった名曲「ホール・ニュー・ワールド」を初披露し、会場を魅了した。
同作は、貧しくも清らかな心を持つ聡明な青年アラジン、王宮の外の世界で自由に生きることを夢見る王女ジャスミン、宇宙で最も偉大な力を持ちながらも、ランプに閉じ込められた“ランプの魔人”ジーニー。運命の出会いを果たした三人が“本当の願い”を叶えるまでを描いたファンタジー。
役をイメージした衣装で現れた二人は、魔法のじゅうたんに乗りながら、生演奏をバックにのびやかな歌声で名曲を披露。歌唱後、中村は「尋常じゃないくらい喉が渇いています。あと、尋常じゃないくらい汗をかいています。緊張しました! 出ていくだけで帰りたくなりましたが、一生懸命やらせていただきました」とコメント。木下も「普段は舞台に出る前に緊張する方ですが、今日は出た瞬間にどうしよう……と緊張しました」と素直な思いを口にし、「でも、楽しもうという思いでやらせていただきました」と笑顔も見せた。
オーディション合格時を振り返る中村は、「一言で言うなら“ぶったまげ”ですね。まさか人生でディズニーさんと仕事をするなんて思わなかったし、選んでいただけるとも思っていなかった」と回顧。木下は「信じら~れないわ~」と名曲の一節を引っ張り出して会場の笑いを誘いつつ、「涙を流して喜びました」と当時を思い返した。
周囲の反響について、中村は「すごかったですね。薬局でのど飴を買おうとレジに行ったときに『歌わなきゃですもんね!』(と店員に言われて)、『そうなんですよ。アラジンです』といい声で(言った)」と明かし、「いろんなところに浸透してありがたいです」と感謝した。
また、作品にちなみ“運命の出会い”を尋ねられると、中村は「感じたいですね。運命っていつ感じるんですか? 運命なう! って思うんですか?」と興味津々で、「運命の出会いと言い切れる出会いに出会いたいですね」とうらやんでいた。(取材:錦怜那)
映画『アラジン』は6月7日より全国公開