ハリウッド版『ゴジラ』続編、芦田愛菜・木村佳乃・田中圭が吹き替え声優に決定!
19日、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014)の続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本語吹き替え版声優を、芦田愛菜、木村佳乃、田中圭が担当することが明らかになった。
【画像】『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』出演者&吹き替えキャスト
前作から5年後の世界を舞台に、復活したモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣たちとゴジラの戦い、それによって世界が迎える破滅を阻止しようとする未確認生物特務機関・モナークの活躍を描く本作。吹き替え版では、木村がモナークの元幹部で純古生物学者のエマ・ラッセル博士(ヴェラ・ファーミガ)を、田中がエマの元夫で動物学者のマーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)を、芦田が二人の娘で12歳の少女マディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)を演じる。
芦田が声を担当するミリーは、Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」への出演で、やはり天才子役として注目を浴びる存在。芦田は、「吹き替えは、自分の演技の表現ではなくて、マディソン役を演じられたミリー・ボビー・ブラウンさんの演技、声、表情に合わせて表現するので難しかったです」と収録を振り返る。
自らも、怪獣と巨大ロボットの戦いを描くハリウッド大作『パシフィック・リム』(2013)に出演。『ゴジラ』映画への参加にあたり「この作品は、人間たちによって自然が汚染されていて、地球が破滅へ向かっていることへの警鐘を鳴らしていると感じて深く考えさせられました。幼いころは、ゴジラに対して怖い印象があって触れずに来ましたが奥が深くてもっとゴジラについて知りたいと思いました。モスラも印象的で、すごく美しくて優雅なのに強い。カッコいいと思いました」と作品のメッセージを代弁している。
また、エマ役の木村は「関係が壊れてしまったところから始まる夫婦や反抗期の年頃の娘との家族ドラマも見所で、あっと驚く展開が最後に待ち構えているのでお楽しみにしてくださいね」とコメント。世界を舞台にした怪獣同士のバトルが描かれる本作だが、人間ドラマにも。
昨年放送のドラマ「おっさんずラブ」で大ブレイクを果たした田中は、今回が吹き替え初挑戦。「すごく楽しかったのですがすごく難しかったです」と収録を振り返りながらも、「ゴジラは子供の頃、自分にとってはヒーローの存在でした。リアリティとフィクションの狭間にいて、ずっと僕らの心に居続け、いつもワクワクして見たいと思わせてくれるキャラクター。この先ももっと愛され続けていくのだろうと思います」と喜びのコメント。「初めて吹き替えに挑戦して未熟な所がありましたが、ゴジラは全然未熟でないので映画を楽しんでご覧ください(笑)」と呼び掛けている。
本作には、前作に引き続き芹沢猪四郎博士を演じる渡辺謙のほか、中国の人気女優チャン・ツィイー、サリー・ホーキンスらが出演。『X-MEN』シリーズなどの脚本家でもあるマイケル・ドハティ監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は5月31日より世界同時公開