米津玄師、初の映画主題歌!『海獣の子供』で新曲書き下ろし
ミュージシャンの米津玄師が、アニメーション映画『海獣の子供』(6月7日公開)で、自身初となる映画主題歌「海の幽霊」を書き下ろすことが決定した。
漫画家・五十嵐大介原作の海洋冒険物語を映画化した本作は、14歳の少女・安海琉花(あずみ・るか)がジュゴンに育てられた兄弟・海と空に出会い、不思議な事件に巻き込まれていく姿を描く。『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』などを手掛けるSTUDIO4℃がアニメーションを制作。主人公の琉花の声を芦田愛菜、海を石橋陽彩、空を浦上晟周が担う。
米津は、2016年にルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」公式イメージソングを担当。この特別展に参加した「海獣の子供」の原作者である五十嵐と親交が深まり、本作の主題歌を書き下ろすことにつながったという。
また、主題歌「海の幽霊」のアーティスト写真もあわせて発表された。この写真は、YouTubeで3億6,000万回以上(4月24日時点)再生されている米津の楽曲「Lemon」のミュージックビデオを手掛けた山田智和が撮影した。(編集部・梅山富美子)
<米津玄師コメント>
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。
<五十嵐大介コメント>
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに……という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。