タイ洞窟の救出劇、Netflixで配信
昨年の7月にタイ北部タムルアン洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年とコーチを含めた13人が救出された出来事を題材にしたタイトル未定の新作が、Netflixで配信されることが正式に決まった。Deadlineほか複数のメディアが報じている。映画化されるのか、テレビシリーズ化されるのかは不明。
サッカーチームの少年とコーチを含めた13人を抱える13 タムルアン・カンパニーが、正式にNetflixとSK グローバル・エンターテインメントに版権を許可したようだ。監督は、映画『クレイジー・リッチ！』のジョン・M・チュウと『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のナタウット・プーンピリヤが務め、製作は、ジョン・M・チュウと『フローズン』のジョン・ペノッティが担当する。
同事故が発生したのは、2018年6月23日。タイの地元のサッカーチーム「ムーパ・アカデミー」のメンバーであるコーチ1人と少年ら12人の計13人がタムルアン洞窟内に進入したが、当時は雨季に入っており、大雨で洞窟内に大量の水が入り込んだことで、13人は脱出できない状況に追い込まれたものの、地元や世界各国の救助活動により、奇跡的に13人が救出された。救出活動中に元海軍のダイバー1人が死亡したが、この救出劇は世界的に注目され、現在まで今作を含め、同事故を基に数作品の企画が進められている。（細木信宏／Nobuhiro Hosoki）