水谷豊、監督2作目が公開 次回は自分が出ない映画に?
水谷豊が監督を務めた映画『轢き逃げ -最高の最悪な日-』(公開中)の初日舞台あいさつが10日に都内で行われ、監督3作目となる次回作について「“初”僕が出ない監督作品」と冗談を交えて語った。この日は、中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、檀ふみ、岸部一徳も登壇した。
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水谷にとって『TAP THE LAST SHOW』(2017)以来2作目となる監督作品で、初めて脚本にも挑戦した本作。とある地方都市で起きた轢き逃げ事件に関係する、7人の心の軌跡を描いた。
「水谷監督~!」と黄色い声援をもらった水谷は「サンキュー!」と格好良くキメると、「(初日を迎えて)感慨深いですし、ホッとしております」と胸中を吐露。キャスト・スタッフと作った本作を“我が子”と例え、「初日は親が子を旅に出すような気持ちになる」と告白。「我が子の出来がいいのか悪いのかがわからない……。まぁ出来が悪い子ほどかわいいと言う言葉もありますので、身の丈に合ったいい旅をしてくれたらなぁ」と作品を思いやった。
無事に作品の旅立ちを見届け、話は早くも次回作の話題に。水谷は「60代で映画を3本撮りたいなんて、余計なことを言っちゃったなぁ」と先日の完成披露試写会での発言に苦笑いすると、「人に約束をしたわけじゃなく、自分の中で言っているだけなので、できなくても誰かに責められるわけではない」と予防線を張った。
さらに、1作目は「初監督」、2作目は「監督&初脚本」だったことから、3作目は何が初になるかと問われた水谷は「初監督作品がありました。今回は“初”2作目監督作品、次は“初”3作目監督作品で、毎回”初”かなぁ」ととぼける一幕も。旧友でもある岸部から、「そりゃダメでしょ」と指摘されると、水谷は「あっ! “初”僕が出ない監督作品」とコメント。過去2作品とも水谷が役者としても出演していることから、会場からはどよめきが起こった。
またこの日は、水谷がキャストを代表して中山、石田にピンク色のカーネーションの花束をサプライズプレゼントする場面もあり、花言葉同様の「感謝」を表していた。(取材:錦怜那)