ハリウッド版『ゴジラ』続編 アメリカの初期リアクションが好評
5月31日の公開が迫る映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、アメリカで映画メディア向けの特別試写で披露され、現地ジャーナリストたちから、Twitterに好意的なリアクションが次々に投稿されている。
本作的なレビューが公開されるのは先になるが、現時点での反応はポジティブなものが多い。特に、ゴジラ、キングギドラ、ラドン、モスラが登場する怪獣バトルへの評価が高いようで、Nerdistクリエイティブ・ディレクターのダン・ケイシーは「マジで最高だ。これまでで一番劇場で楽しめた作品で、モンスターバースへの入り口としても最適。信じられないほどすさまじいスケールで、全てのアクションシーンを新しいデスクトップ画像にできる。できるだけデカいスクリーンで観るべきだよ」と絶賛。
戦闘シーンについては「ゴージャスですさまじく、クールなグラフィックノベルから切りとってきたようだ」(Fandango編集長エリック・デイビス氏)といった意見も投稿されている。
また、collider編集長のスティーブン・ワイントラーブ氏は、2014年に公開された前作『GODZILLA ゴジラ』に触れると「あの映画は『ゴジラ』と呼ばれていたけど、ほとんどゴジラが出てこなかった」と問題提起。そのうえで「ありがたいことに、マイケル・ドハティ監督の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は最高だ。前作に僕が求めていたものが全てある。もし君がゴジラと怪獣たちのバトルが観たいなら、ハッピーになれるはずだよ」と断言している。
さらに、JoBlo.comの編集主任ポール・シャーリーも「みんなが待ち望んでいた現代ゴジラ映画だ。2014年の(ギャレス・エドワーズ監督版)『ゴジラ』に無かったものは全てあり、素晴らしかった要素は100倍になっている。マジで最高だ!」と前作を凌駕する映画であるという点で認識は一致しているようだ。「何年も待ち望んでいたゴジラ映画」という Comic Book のメーガン・ピータズ氏は「息をのむ映画になっている。もしモンスターバースや、怪獣たちのもたらした革命に慣れ親しんでいなくても、この映画で考えが変わるはず」とつづっている。
本作には、前作に引き続き芹沢猪四郎博士を演じた渡辺謙のほか、海外ドラマ「ストレンジャー・シングス」の天才子役ミリー・ボビー・ブラウン、『死霊館』シリーズのヴェラ・ファーミガ、中国の人気女優チャン・ツィイー、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のカイル・チャンドラー、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンスらが出演。幼少期から『ゴジラ』シリーズやモンスター映画のファンにして、『X-MEN』シリーズなどの脚本家でもあるマイケル・ドハティ監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)