キム・キャトラル出演の新作ドラマがシリーズ化…待ち遠しいSATCの続編はどうなるのか？
SATCこと「SEX AND THE CITY」のサマンサ役で知られるキム・キャトラル出演の新作ドラマ「フィルシー・リッチ（原題） / Filthy Rich」のシリーズ化が決定したと米NOLA.comなどが報じた。
このドラマは、ニュージーランドで放映されていた同名ドラマがオリジナル。南部の裕福なモンロー家が、一家の主人を事故で亡くしたことで彼に3人の私生児がいたことを知り、遺産や一族の名をかけてその子供たちと闘うことになるというあらすじだ。キムの役どころは、モンロー家の妻・母であるマーガレットで、夫と一緒にTV局を経営していた大人気ライフスタイル番組のスターでもある。パイロット版への出演は報じられていたが、このたびめでたくシリーズ化が決定したようだ。
キム・キャトラルといえば、NYで暮らす4人の女性の日常を描いた大ヒットTV・映画シリーズ「SEX AND THE CITY」のサマンサ役でおなじみ。ドラマの続編となった映画の公開から9年が経った現在もファンからは続編を望む声が上がり続けているが、いまだに実現には至っていない。
そして、その続編製作に一番否定的なのがキムだといわれている。今年、英E! Onlineのインタビューに答えたキムは、「特に今やりたいことは、人生が満ちる何か勇気あることをすること。（SATCとは）全く違う方法でね」と本音を告白していた。もちろん、シリーズに出演したことは「誇りに思っている」と話していた。
キムに出演の意思がないことは本当のようだが、『セックス・アンド・ザ・シティ3』の製作をめぐっては「キムがスタジオに多くの要求をしたために企画が頓挫した」「まるでディーヴァのようだ」などと彼女に対する否定的な報道が多かった。これらを受け、キムは英ITVのトーク番組「Life Stories（原題）」に出演した際に、「SATC」の関係者、特にサラ・ジェシカ・パーカーに対し「もっと良い対応をしてほしい」と苦言を呈する事態にも発展した。
それでも、キムは続編の製作自体には好意的で、「もし映画を作りたいと思うならそうしてほしい。素晴らしい役だけど、私はゴールまで演じきったし、みんなも私も十分楽しんだから、これからは他の女優に演じてもらうべきね」と番組の中でコメント。続けて「それか別のキャラクターを登場させるとか。あのシリーズには他の視点が必要だと思っているから、その方がいいかもしれないわね」と自身は出ないとした上で新作の展開を助言した。
2017年には、サラが米Extraのインタビューで「終わったわ……私たちは断念したの」と新作映画の企画中止を正式に認めているため、今後再び企画が立ち上がるかは不明だが、キャリーとミスター・ビッグの物語を中心にすれば、可能性はあるかもしれない。（Ai Ono）