驚く肉体美のブラピがブルース・リーとファイト!タランティーノ新作の最新予告
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演を果たしたクエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の最新予告編が公開された。
フランスで開催中の第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、タランティーノ作品としては『パルプ・フィクション』(1994)以来の最高賞パルム・ドールも期待されている本作。監督が育った1969年のロサンゼルスを舞台に、いまや失われた黄金期時代の匂いが残るハリウッドへの郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本を執筆したという。
主人公は、ハリウッドで俳優として再び栄光を取り戻そうとしているテレビの西部劇俳優リック・ダルトン(ディカプリオ)と、長年彼のスタントマンを務めているクリフ・ブース(ピット)。予告編では、「演技」を求められても応えられずに追い詰められる落ち目のダルトンと、その傍らスタントマンとして軽口をたたきながらもリックを励ますクリフの姿が映し出される。
かつて『ファイト・クラブ』(1999)でも披露していたピットの肉体美は、55歳の今も健在。まさにその『ファイト・クラブ』でもコピーしていた、伝説のアクションスター、ブルース・リーとのファイトシーンにも注目だ。リー役を務めるマイク・モーの再現度にも期待がかかる。
さらに『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビーが演じる女優シャロン・テートや、実際にシャロン・テート殺害事件を起こしたカルト集団とそのリーダーであるチャールズ・マンソン(デイモン・ヘリマン)など、あのころのハリウッドにいた人々が次々に登場。「この街では─何もかもが一瞬で変わってしまう」という意味深なリックのセリフは、華やかな世界を生む出す一方、惨劇も生まれ得る、ハリウッドの光と影を暗示しているかのようだ。現代に撮影されたとは思えない1969年のハリウッド大通りなど、豪華俳優のアンサンブル、物語、そして美術や衣装にいたるまで、まさに当時の空気を詰め込んだ新作となりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日より全国公開