クリヘム『MIB』新作の“ハンマー”シーンに言及
インドネシア・バリで映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(6月14日公開)の公式会見が現地時間28日に行われ、インドネシアはもちろん、ニュージーランド、インド、パキスタンなど各国から集まった記者の前でクリス・ヘムズワースが作品について語った。
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ主演で過去3作品が製作された人気シリーズの続編にあたる本作。地球で暮らすエイリアンを監視している秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)のエージェントであるH(クリス)とM(テッサ・トンプソン)の2人が、地球に迫る危機に挑んでいく。
敏腕だが少しいいかげんなところがあるエージェント・Hを演じたクリスは今作について「リメイクなどではなく、これまでのシリーズが築き上げたものを続け、広げることが目的になっている」と紹介。「地理的にもニューヨークを飛び出してロンドン、モロッコ、イタリアでも撮影を行った。前シリーズとは違う美しさやエネルギーを感じてもらえると思うよ」と続けた。
これまでの『メン・イン・ブラック』シリーズが笑いにあふれた作品であったことから、記者から「『アベンジャーズ』のソーに絡めたジョークは登場しますか」と質問が飛ぶ。するとクリスはすぐさま「そうだね、ハンマーには手が届いていたよ」と右腕を体の真横にだすソーを彷彿(ほうふつ)とさせるポーズで笑いを誘い、「(ハンマーのシーンは)予告編にも使われていたよね。まさかあのシーンが映画に使われるとは思ってなかったよ」と嬉しそうな笑顔を見せた。
アクションも重要な要素であるこの作品で、クリスはほとんどのアクションを自分でこなしたそう。アクションをやるのが大好きだというクリスは、一番のお気に入りのシーンについて次のように語った。
「一番好きなシーンはモロッコの通りで撮った、“ホバークラフト”に乗ってのチェイスシーンだよ。ホバークラフトと言っても元は3つの車輪があるバイクで、それがトランスフォームしてホバークラフトみたいに見えるんだ。乗るのはとても難しい。そのシーンの撮影は本当にカオスだったよ。通りには無数の人たちがいて僕たちを見守ったり、応援したりしていて。そんな状況で僕の後ろにはテッサが乗っているわけだからリスクもすごかったけど、そうだな、子どもの頃に戻っているみたいな気分だったよ。とてもエキサイティングだった」
会見中は度々クリスの代名詞である雷神ソーについて話が及んだ。(以下、一部『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレを含みます)
「『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのあなたと『メン・イン・ブラック:インターナショナル』でのあなたを観客は見分けることができますか?」という質問にクリスは、「そうだね、エージェント・Hとソーの違いは明らかだと思うよ。だって『エンドゲーム』のソーは~~(口笛を吹きながら、太っているというジェスチャー)だからね」と答えて会場をわかせていた。(編集部・海江田宗)