実写版『AKIRA』2021年5月に全米公開
ハリウッド実写版『アキラ(原題) / AKIRA』の全米公開日が、2021年5月21日に設定された。ワーナー・ブラザースが発表した。
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督がメガホンを取る本作は、レオナルド・ディカプリオの制作会社アピアン・ウェイ・プロダクションズがワーナー・ブラザースのもとで製作する作品。2008年に企画されて以降、多くのフィルムメイカーが食指を動かしたものの、近未来の舞台設定であることからなかなか映画化が進まなかった。2012年にはギャレット・ヘドランド主演、ジャウマ・コレット=セラ監督で撮影に入る予定だったが、予算が膨れ上がり、頓挫してしまった経緯もあった。
しかし、Deadlineほか複数メディアによると、先月、カリフォルニア州での本作の撮影にあたり、同州と現地フィルムコミッションが税額控除プログラムの一環として1,850万ドル(約20億円)の控除の割り当てを発表したことから、風向きが変わったようだ。(1ドル110円計算)
大友克洋の人気漫画「AKIRA」は、1982年に新型爆弾が炸裂し、それがきっかけで第3次世界大戦が勃発した後の2019年のネオ東京を舞台にした作品。舞台設定と同じ年に製作が本格的に始動していることは、喜ばしいことだ。(細木信宏/Nobuhiro hosoki)