ペットたちがさらに大騒ぎ!『ペット2』声優陣が語る前作からの変化
映画『ミニオンズ』『SING/シング』などでお馴染みのイルミネーション・エンターテインメントが手がけた新作『ペット2』について、声優を務めたパットン・オズワルト、エリック・ストーンストリート、ジェニー・スレイト、レイク・ベル、ボビー・モナハンが、5月20日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。
飼い主たちが知らないペットの日常を描いたアニメーション映画『ペット』の続編。飼い主の元で暮らす犬のマックス(パットン)とデューク(エリック)、そして仲間の個性的なペットたちに新たなメンバーも加わり、さらなる大騒動を巻き起こしていく。ジェニーはマックスのガールフレンド・ギジェット役、レイクはグレーのトラネコ・クロエ役、ボビーは活発なパグのメル役をそれぞれ演じ、前作『ペット』や『怪盗グルー』シリーズを手がけてきたクリス・ルノーが監督を務めた。
今作のマックスは、飼い主のケイティに息子のリアムが生まれたことで、少々神経になっているところから物語が展開していく。「マックスは、前作では自分のことばかり懸念していたが、今作ではとても可愛い子どもに夢中になり、(過保護のあまり)神経質になっていくんだ。実際に犬の視点だと、ポッと何かが(目の前に)現れると、攻撃を受けている感じに見えるからね。その結果、育児ノイローゼでマックスは体がかゆくなり、エリザベスカラーを首につけなければいけなくなってしまう」とパットンが語った。
今回、ギジェットは、あることが理由で犬なのに猫のような振る舞いをしなければいけなくなる。「それはギジェットにとって、とても難しいことなの。なぜなら犬と猫では、態度や物腰が全く違うから。でも、俳優としてはとても楽しい体験になったわ。普段のギジェットはとてもエネルギッシュだけれど、それを抑えて(猫のように)振る舞う姿は、まさに面白い要素が揃ったクラシックなコメディのようだったわ」とジェニーが説明すると、続けてレイクが「ギジェットは、わたしが演じるトラネコのクロエのもとで、(猫のように振る舞うために)猫のブートキャンプに参加することになるの。飼い主のコンピューターにわざとマグカップのコーヒーをひっくり返して、コンピューターを故障させたら、それこそ猫と認められるわけ」と笑顔で付け加えた。
活発なパグのメル役を演じたボビーは、アドリブで演じたことも多かったそうだ。「メルは急にクレイジーな発言をすることが多いから、僕自身もアドリブで発言していたんだ。製作陣からは、『この状況下では、メルはどんな反応をするだろうか?」と尋ねられたこともあって、僕は10個の異なるシナリオ(シーン)を提供していたよ」
今作は、ケイティ一家がマックスやデュークを連れて、農場に家族旅行に行くことで、新たなドタバタ劇が始まっていく。この農場で起こる様々な出来事が今作の魅力だが、子どもの頃に農家で育ったエリックには、雄鶏がトラウマなのだそうだ。「雄鶏はフェンスのない場所にいて、首を上下に動かしながらあたりを動き回っていたのに、急に僕の目の前に来て驚かされたことが何度もあった。子どもにとって、予測できない動きをする鳥たちは怖い生き物だよ」と振り返ると、ジェニーも「わたしも子どもの時、ガチョウに餌をやろうとしたら、一挙に彼らが集まってきて、攻撃されそうになったことがあったわ」と苦い思い出を明かしてくれた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro hosoki)
映画『ペット2』は7月26日(金)より全国公開