菅田将暉×小松菜奈W主演!中島みゆきの名曲「糸」が映画化
中島みゆきの名曲「糸」から着想された映画『糸』が製作されることが発表された。菅田将暉と小松菜奈がダブル主演を務め、2020年に公開される予定。
1992年に発表された中島の「糸」は、糸を人に見立てて男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った曲。多くの人に愛され、120組にも及ぶアーティストにカバーされてきた、まさに日本を代表する名曲だ。映画『糸』では、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間が、「生活者の視点から見た平成史の変遷」とともに描き出される。
そんな壮大な愛の物語に主演するのは、映画『溺れるナイフ』などでもタッグを組んできた実力派コンビの菅田と小松。『64-ロクヨン-』シリーズなどの瀬々敬久監督がメガホンを取り、原案・企画プロデュースは『黄泉がえり』などを手掛けてきた平野隆が務める。そして脚本は『永遠の0』の林民夫が担う。
物語は、雄大な北海道をはじめ、東京・沖縄・シンガポールが舞台となる。撮影は7月~9月、冬を予定。舞台となる各地でロケが敢行される。(編集部・小山美咲)
菅田将暉(高橋漣役)コメント
誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。
時に険しく、時に愉快な人間の性を、
原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。
初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです。
どうか、良いめぐり逢わせでありますように。
小松菜奈(園田葵役)コメント
多くの人々に愛され続けてきた「糸」、今回その物語の一部として参加できることを嬉しく思います。
曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます。
菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えてきました。
そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。
劇中2人はそれぞれの人生を歩みながら、出逢いと別れを繰り返します。
流れゆく時間の中で、仕合わせとは何か。その瞬間をしっかりと感じて、私らしい園田葵を演じられたらいいなと思います。
今回の作品で私たちが、どんな糸で、どんな布を織りなすことができるのか、とても楽しみです。
中島みゆき(モチーフ曲「糸」作詞・作曲)コメント
「糸」は、とても素朴な曲ですから、
いろいろな方々に歌っていただく度に、
さまざまな色があらわれて、いつも驚かされています。
この度は映像の世界に用いていただくこととなり、
ありがとうございます。
また新たな「糸」に出会えるのを、楽しみにしています。
平野隆(原案・企画プロデュース)コメント
生きるということは“幸せ”を追求する営みだと思います。
でも生きていると、辛いこと苦しいことが多すぎて道を見失ってしまいそうになります。
この映画では、登場人物たちの出会いと別れが交錯し、同時に喜びと悲しみが交錯します。
彼らが最後にそれぞれの“仕合わせ”を見つけ出し、観客の皆様が幸せな気持ちで劇場を後にできる、そんな映画にしたいと企画しました。
この映画の主人公たちは平成という時代を駆け抜けていきますが、
その2人に平成を代表する若者である菅田将暉さん、小松菜奈さんを迎えることでき、とても興奮しています。
100年後もきっと歌い継がれるだろう至極の名曲「糸」に乗せ、
20人の名優たちが織り成す“愛”の物語を、2020年皆様にお届けいたします。
瀬々敬久(監督)コメント
自分たちがどこから来てどこへ行くのか。縦の糸が時間の流れなら横の糸は広がりと人との繋がり。
果たして、今、生きている時代をどう表したらいいのか、
過去から来た未来をどう今という時間を通じて紡いでいけばいいのか。
中島みゆきさんの「糸」という曲をどう解釈し映画としていくのか。大きな難問を課せられた気がします。
ただ、そこには菅田将暉さんと小松菜奈さんという果敢さと繊細さと勇気を持たれたお二人が存在しています。
その頼もしさの中で共に挑戦していきたいと思っています。