「このミス」大賞ドラマシリーズが始動!佐藤二朗がクリエイター参加、主演は佐久間由衣ら
宝島社が主催する新人賞「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品5作をドラマシリーズ化する「『このミス』大賞ドラマシリーズ」のラインナップ発表記者会見が10日に都内で行われ、クリエイターとして参加する佐藤二朗が意気込みを語った。この日は主演を務める佐久間由衣、阿部進之介、小関裕太も出席した。
動画配信サービス・U-NEXTとカンテレが制作を担う今回の試み。発表されたラインナップは、佐久間が主演を務める第1弾「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」(原作・山本巧次)を皮切りに、阿部主演の第2弾「名もなき復讐者 ZEGEN(仮)」(原作・登美丘丈)、小関主演の第3弾「死亡フラグが立ちました!」(原作・七尾与史)、主演未定の第4弾「連続殺人鬼カエル男」(原作・中山七里)。7月4日より配信と地上波放送がスタートし、1作品は1話30分で全8話の予定となっている。
そして第5弾作品として、今年10月に発表予定の第18回「このミステリーがすごい!」大賞のうちドラマ化を前提とした作品を選出する「U-NEXT・カンテレ賞」の受賞作が選ばれる。同賞の特別審査員として佐藤の参加が決定し、受賞作にクリエイターとして参加するほか、シリーズ全作品に特別出演することが明かされた。
ステージに登壇した佐藤は、先日、山里亮太と蒼井優の結婚を突然知らされた際のリアクションが話題となったことを踏まえ、「今日は誰も結婚のことは聞かないでください。ドラマのことだけ聞いて」と釘を刺して盛り上げる。特別審査員に任命されたことについては「最初は『なんで俺に?』と思いました。でも世に出ていないドラマ作品の原作を選ぶというということで、50歳の今までやったことないことをやるのも面白いと思って受けました」とコメント。
俳優のみならず、監督や脚本家としての顔も持つ佐藤。今回、クリエイターを務めることも自ら志願したという。さらに俳優としても特別出演を果たすことに「作品の一つの“アイテム”として、佐藤二朗を探せ的な楽しみ方となってくれたら。どう登場するかは相談中です」と期待をあおった。
第1弾となる「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」はすでに撮影が終了。冴えない生活を送る現代の女性が江戸時代にタイムスリップし、科学技術を使って難事件を解決していくトラベルミステリーとなる。ヒロインを演じる佐久間は「すごくユニークな設定を楽しませてもらいながら撮影させていただきました。現代と江戸時代の両方の世界観が楽しめるのはぜいたくだなと思います」とアピールした。(取材・文:壬生智裕)