『ペット2』首位デビュー!『X-MEN』完結編を破る
全米ボックスオフィス考
先週末6月7日~6月9日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、アニメーション映画『ペット2』が興行収入4,665万2,680ドル(約51億円)で初登場1位を飾った。シリーズ完結編『X-MEN:ダーク・フェニックス』は興収3,282万8,348ドル(約36億円)で2位デビューとなった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『ペット2』は、飼い主たちが知らないペットの日常を描いたイルミネーション・エンターテインメント映画の3年ぶりとなる続編。前作がオープニング興収1億435万2,905ドル(約115億円)という特大のヒットを記録していたこと、さらには今回『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ4,561館という歴代2位の規模で公開されたことを考えると、少々物足りない数字となった。
シリーズ完結編『X-MEN:ダーク・フェニックス』も苦戦している。スピンオフを含めた『X-MEN』シリーズでオープニング興収が5,000万ドル(約55億円)を下回ったのは、全12作品で本作だけだ。ちなみに、同シリーズを手掛けてきたフォックスはディズニーに買収されており、すでに制作されているスピンオフ『X-メン:ザ・ニュー・ミュータンツ(原題) / X-Men: The New Mutants』(2020年4月3日全米公開)をもってフォックスにおけるマーベル作品は終了。以降はX-MENのキャラクターたちもディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に組み込まれていくことになる。
今週末は、人気SFシリーズ第4弾『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などが公開される。(編集部・市川遥)
6月7日~6月9日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ペット2』
2(初)『X-MEN:ダーク・フェニックス』
3(2)『アラジン』
4(1)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
5(3)『ロケットマン』
6(4)『マー(原題) / Ma』
7(5)『ジョン・ウィック:パラベラム』
8(6)『アベンジャーズ/エンドゲーム』
9(7)『名探偵ピカチュウ』
10(8)『ブックスマート(原題) / Booksmart』