今夜の金ロー、アニメ『アラジン』注目ポイントをおさらい!
ディズニーの名作アニメーション映画『アラジン』(1992)が6月14日よる9時より「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)にて放送される。実写版が大ヒット中のいま、アニメ版『アラジン』の注目ポイントを復習したい。(編集部・大内啓輔)
名曲とともに愛され続ける『アラジン』
続編やオリジナルビデオアニメなども制作され、今なお高い人気を誇る『アラジン』。劇中では「フレンド・ライク・ミー」など、数々の名曲を楽しむことができる。とくに映画の代名詞ともいえる、2人が魔法のじゅうたんに乗って大空を駆けめぐる象徴的なシーンで歌われるデュエット曲「ホール・ニュー・ワールド」は、アカデミー賞最優秀歌唱曲賞とゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞を受賞するなど、映画史に残る名曲だ。
これらの楽曲の生みの親は、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』といった数々のディズニー映画で音楽を手掛けてきたアラン・メンケン。アカデミー賞では作曲賞と歌曲賞をそれぞれ4回、計8回のオスカーを受賞しており、映画音楽の巨匠といえる存在として現在も活躍を続けている。
『アラジン』の物語は?
主人公は、砂漠に囲まれた町・アグラバに住む貧しい青年・アラジン。王宮を抜け出してきた王女・ジャスミンと恋に落ちた彼は、ひょんなことから魔法のランプを手に入れ、ランプの力を使ってジャスミンにプロポーズしようと大奮闘。アラジンとジャスミンの美しいラブロマンスをはじめ、魔人ジーニーなどの愉快なキャラクターたち、そして心躍る音楽あふれるミュージカルシーンなど、見どころたっぷりとなっている。
日本語吹替は?
今回放送の日本語版の吹替キャストとして、アラジンに声をあてたのは「銀魂」など人気アニメに出演する三木眞一郎。その歌唱パートはミュージカル俳優として活躍する石井一孝が担当した。オリジナル版ではロビン・ウィリアムズが声を吹き込んだジーニー役には山寺宏一。変幻自在の声の演技に寄り添う、貫禄の歌声で名曲を歌い上げている。
また、ジャスミン役を麻生かほ里が務めたほか、ジャファー役を『ゴジラ』シリーズやミュージカル俳優として知られる名優・宝田明、イアーゴ役を神谷明、サルタン役をあずさ欣平、ペドラー役を松尾貴史が担った。
実写版も大ヒット!
空前のスケールで実写映画化したディズニー最新作『アラジン』は6月7日に公開。『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチーが監督を務め、主人公のアラジン役とヒロインのジャスミン役には、メナ・マスードとナオミ・スコットがオーディションで選ばれた。ランプの魔人ジーニーをウィル・スミスがはまり役で演じ、アニメ版から引き続き山寺が日本語吹替を担当。実写からの新キャラクターも登場する。今回の地上波放送は、アニメ版を復習する絶好の機会といえるだろう。