キアヌ・リーヴス『トイ・ストーリー4』米プレミア登場に大歓声!声優陣が集合
現地時間11日、ディズニー/ピクサーの人気シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』(7月12日全国公開)のプレミアがハリウッドのエル・キャピタン・シアターで行われ、24年にわたりウッディの声を担当するトム・ハンクスなどの主要声優陣や、本作から声優として参加したキアヌ・リーヴスら豪華スターが登場し、大歓声を集めた。
エル・キャピタン・シアターは、1995年公開の『トイ・ストーリー』から今回の4作目まで、シリーズのプレミアが開催されているいわば聖地。ハリウッド大通りに敷かれたレッドカーペット周辺はカラフルな装飾で彩られ、ウッディやバズ、ボー・ピープなど、おなじみのおもちゃたちも登場し、映画の完成を祝福した。
『トイ・ストーリー』らしいハッピーな雰囲気のカーペットにキアヌが姿を見せると、会場からは大歓声が巻き起こる。キアヌが声を担当するのは、カナダ出身のスタントマンのおもちゃ、デューク・カブーン。バイクを愛し得意のポーズを決める姿が笑いを誘う愛すべきキャラクターで、収録の様子を捉えた動画がYouTubeで公開されると、身振り手振りを交えて声の演技に挑むキアヌの本気すぎるアフレコ姿が話題を呼んだ。
キアヌにとっても『トイ・ストーリー』は特別な作品だといい「物語もキャラクターたちもどれも本当に面白く秀逸で、感情に訴えかけてくる。たくさんのキャラクターがあり、物語があり、感情があり、彼らの願いであったり、おもちゃ同士やおもちゃと子供のつながりを見ることができる。この作品に関われたことが本当に嬉しいよ」と大興奮。会場のおもちゃたちと写真におさまると、大歓声にファンサービスで応えた。
そして、トム・ハンクスが登場すると、会場の熱気は最高潮に。24年にわたって演じ続けているウッディ役に「毎回大きな責任を感じている」というトムは「『トイ・ストーリー』は数年制作に費やしている間に物語が変わっていく。だから僕たちがスタジオに入る時は毎回、変更点や新しいことが湧き上がってくるんだ」と常に新たな挑戦があると告白。「一番の魅力はおもちゃが経験する全てのことへの親しみやすさと、おもちゃが持つ感情だと思う。おもちゃの物語だけど彼らが経験することは、人間である私たちにも通じているものなんだ。僕たちはウッディたちの持ち主への愛情を見て、羨ましさを感じずにはいられないよね」とシリーズの魅力を語った。
前作『トイ・ストーリー3』(2010)で、幼い女の子ボニーのおもちゃになったウッディやバズたちの新たな冒険を描く本作。監督のジョシュ・クーリーは「僕もみんなと同じように3作目が大好きだし、最高の形のラストだった。でもウッディがボニーの手に渡り、これからどうなってしまうんだろうか? と思ったら、いろんなアイデアが湧いてきたんだよ。“終わりはいつだって新しい始まり”だと思うし、『トイ・ストーリー4』と呼ぶにふさわしいクオリティーの映画ができたと思う」と手応えを感じているようだ。この日は、バズ役のティム・アレン、ボー・ピープ役のアニー・ポッツらが出席した。(編集部・入倉功一)