『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス俳優、スタジオ批判に後悔なし 友人を守るのは当然
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、過去の不適切なツイートを理由に解雇された際にガン監督を擁護し、スタジオへの不満を表明していた、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ。ガン監督のシリーズ復帰が決まった今、米ディズニーへのわだかまりはないようだ。collider系列のサイト Pro Wrestling Sheet に語っている。
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ガン監督は2018年7月、小児性愛やレイプなどをジョークにしたツイートを掘り起こされ、米ディズニーに解雇された。しかし、ツイートが10年ほど前のものであり、ガン監督が過ちを認めすでに真摯(しんし)に謝罪していたこと、ツイートが彼に敵対する右派のコメンテーターによって掘り起こされたものであったなどの経緯もあり、ファンからは不満や批判の声が噴出。デイヴも、ガン監督を擁護すると共に「ファシスト共の中傷キャンペーンに与した奴らと働くのは、正直吐き気がする」など、決定を下したスタジオを批判していた。
その後、ガン監督の復帰が決まり、頓挫していた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』パート3も無事に制作されることになった。事態が鎮静化した現在、米ディズニーとの関係を気にするインタビュワーにデイヴは「問題ないと思うよ。実際のところ、俺が話をしていたのはマーベルの関係者で、ディズニーの人間と話したことはないんだ。彼らは、俺が何を感じていたのか、しっかりと理解してくれている」と回答。
デイヴがなぜ非難を展開したのか。周囲はみんな理解していたという。「ただみんな、それをハッキリと言ってなかった。俺はたまたま、自分が感じたことを率直に述べただけなんだ」。それだけに、超大手スタジオと対立しかねない言動にも、後悔はないようだ。「ガン監督は俺のダチだと思っているし、本当に大切な存在だ。俺の人生を変えてくれたし、本当にいいヤツなんだよ。そんな彼が攻撃された。ダチが傷つけられたら、助けるもんだろ? でなきゃ友達とはいえないよ」
解雇騒動後、ガン監督はマーベルのライバルともいえるDC/ワーナー・ブラザースで、悪役チームの活躍を描く『スーサイド・スクワッド』の新作を手掛けることが決定。結果として、マーベルとDC、双方のアメコミ大作を監督することになった。(編集部・入倉功一)